4日目。
初日、2日目、3日目に続いて4日目も美味しいもの三昧でした。おかげさまで無事に全日程を消化し、いまは日本の自宅でこれを書いています。もう速報と言えるのかわかりませんが、溜まった仕事でドタバタの中、とりあえず最後までは報告をします。
冒頭の写真は、朝ごはんに食べたカムジャタン(豚の背骨とジャガイモの鍋、감자탕)。
朝からカムジャタンだなんてやけに重たい印象ですが、1人前ずつトゥッペギ(チゲ用の鍋、뚝배기)で出てくるものは立派な朝ごはん。というよりも、ヘジャンクッ(酔い覚ましのスープ、해장국)の一種ですね。カムジャタンと呼ばず、ピョヘジャンクッ(뼈해장국)、ピョダグィヘジャンクッ(뼈다귀해장국)といった名前でも呼ばれます。
ソウルにカムジャタンの専門店は山ほどありますが、日曜日の早朝に開いていて、1人前のトゥッペギで用意され、黒田福美さんが理想と掲げるジャガイモがごろごろでスープが脂っこくなく、さらにはできるだけその後の目的地から近いところ、という諸条件をすべてクリアする店が見つかったのはほとんど奇跡でした。皆様にも喜んでいただけたのは何よりでした。
その後、昨年ユネスコの世界遺産に指定された南漢山城を見学。
そのまま山城内の細い路地に分け入って、大型バスの運転手さんを苦しめながら、ようやくたどり着いた昼食がコレ。南漢山城エリアの名物であるタットガニ(鶏粥鍋、닭도가니)です。たくさんの韓方材と煮込んでおり、栄養満点であるとともに、その味わいも絶品でした。
なんでこんなところにというような場所にある店なのですが、敷地内まるで庭園のような造りになっており、その絶景も楽しめるという名店。留学時代の友人が南漢山城のある城南市に住んでおり、もともと地元である奥様がこっそり教えてくれた店です。
「有終の美を飾るにふさわしい店!」
とみんなから喜んでもらえたのは嬉しさひとしおでした。
一連の情報はまた改めて後記としてまとめる予定。まずは今回のツアーも無事に終了したことを報告します。ご参加いただいた皆様、そして黒田福美さんをはじめとするアテンド側の皆様、下見等々にお付き合いいただいた裏スタッフの皆様に深く感謝したいと思います。
ありがとうございました!
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