先週、4日間の韓国出張に出ましたが、何も報告ができません。
来年2月に行う第2回「ぐるぐるグルメツアー」(三進トラベル)の下見がメインだったのですが、ミステリーツアーであるため内容を語ることを禁じられています。美味しいものを山ほど食べ、新鮮な発見があり、普段であれば嬉々として書き連ねるところですが、実施までひたすら貝にならねばなりません。
冒頭の写真はTwitterでも書いた某店のネコ。
さすがにこの写真だけでどの地域、どの店を目指したかわかる人はいないと思いますが、もしわかっても黙っていてください。今回の下見におけるもっとも大きな感動を、このネコのいる店で味わいました。本当にいい店でした。
すでに40名弱のお申込みをいただいておりますが、まだもう少し募集中ですので、ご関心ある方は早めにお問い合わせください。グルメ、見どころともに、目一杯の熱意で準備しております。
さて、そんな書けないだらけの中から、少しでも報告できることを模索。
見つかったのはソウルの高速バスターミナルで食べたチュロスでした。梨泰院(イテウォン)あたりでやたら行列ができているのを見て、いつか食べようと思いつつ、そのままになっていたのをようやく食べられました。揚げたてアツアツでサクサクもちもち。シナモンシュガーの香りが後を引きます。あっという間にペロリ。
ちょうど空いていたので思わず手を伸ばしたのですが、ちょっと揚がるのを待っているうちにまた大行列ができていました。
いちばんシンプルなオリジナルチュロスがW2000。チョコレートソースや、アイスクリームなどのトッピングもできます。
後の話題はTwitterでつぶやいた焼き直しですが、こちらでももう1度紹介しておきます。
上の写真は訪韓中に発見した新聞記事。ハニーバターチップの大ヒットにより、他社も負けじと類似商品を準備中とは聞いていましたが、その中で一歩先んじたのが農心でした。人気商品の「秀美チップ(수미칩)」からハニーマスタード味を出すとの内容で……。
早速、コンビニやスーパーにも並んでいました。
袋を開けた瞬間からハニーとバターがふんわり香るのは本家と同じ。異なるのはギザギザカットで食感がバリバリしているのと、後味にマスタードの刺激が残る部分です。Twitterにも書きましたが、これが単なる後追いかと思いきやなかなかできがよく、バリバリ食感のおかげでハニーバターがより濃厚に感じられます。
改めて、本家のハニーバターチップと食べ比べたいところですけどね。
今後も続々と似た商品もでてくるでしょうし、いまだ本家は購入が難しいので、とりあえず手近なところから楽しんでみるというのもアリかと思います。
そして、もうひとつTwitterで書いたネタから。
行きに羽田空港でこんな写真をアップしたところ、Facebookに「ナッツもらえたらUPよろしく」なんてコメントをいただきまして……。
実際に撮ってみたらけっこうウケました。
ピーナッツで帰国報告(ナッツリターン)というのは時事ネタ的にしばらく使えるのかもしれません。ちなみにみなご存じかとは思いますが、このピーナッツは機内食でビールを頼むと自動的についてきます。
最後は個人的に嬉しかった本との出合い。
訪韓中にある方から頂戴したのですが、韓食財団が作った『韓国人が愛する老舗韓食堂(한국인이 사랑하는 오래된 한식당)』という本で、1904~1967年に創業した韓国の老舗100軒の情報を収録しています。
出版されたのは2012年7月なのですが、その当時は新聞記事にもなったんですよね。100軒のリストが公開され、それを全部翻訳してブログに載せたりもしました。ただ、それが書籍になっていたとはつゆ知らず、実際手にしてこういう事業だったのかと改めて納得した次第です。
この本があれば地方旅行をより楽しめそうですし、老舗をテーマに食べ歩くツアーなんかを作っても面白そうですね。こういう本こそ翻訳すべきだと思いますが、財団の事業ならもう手がついていたりもするのかなぁ。当面、じっくり読んで、次はどこに行こうか検討したいと思います。
以上、特に中身のない帰国報告でしたが、年末年始に向けていくつか恒例の記事も書く予定。だいぶ期間を空けてしまいましたが、また宜しくお付き合いください。