11月28日からソウルに来ています。
お馴染み「るるぶ韓国」の取材ですが、今回もいろいろな美味しいものを食べ歩いています。ソウルの最新情報も多数取材していますので、来年3月の発売を楽しみにしていてください。
さて、そんな中、オヤツとして食べたのが冒頭の写真。
今年8月にヘテ・カルビーから発売された「ハニーバターチップ」というスナック菓子ですが、先月あたりから社会現象になるほど流行しています。
あまりの人気に生産が間に合わず、絶えず品切れ状態で、買いたくても買えないという人が続出。オークションサイトで高値取引されたり、他の商品と抱き合わせで販売する店が現れたりと、買えないがゆえにブームが加熱している状況です。
中はこんな感じ。
袋を開けると同時にバターと蜂蜜の香りがふわ~っと漂います。実際の味わいもバターと蜂蜜が強調された感じ。ほのかな塩気が甘さを引き立て、ヤミツキになるという人が続出するのはよくわかります。
とはいえ供給が追い付いてどこでも買えるようになったらどうでもよくなるので、お祭り気分で盛り上がっているうちに、話のタネとして食べるのがよいのではと思います。
なお、この商品の元になったカルビーの「ポテトチップス しあわせバタ~」も期間限定で12月1日から復活しています。日本にいて買えないけど食べてみたいという人は、まずそちらから試してみるのもいいかもしれません。
そして、もうひとつ。
来年のブームが期待されている釜山のオムクコロッケ(オデン風コロッケ、어묵고로케)。
オムク(オデンの練り物、어묵)の中にジャガイモやエビ、カレーといった具を入れ、パン粉をつけて揚げたものなのですが、それ以前に韓国におけるコロッケとは何か、という説明が常に必要となる料理です。
いわゆる日本のコロッケとは違い、パン生地に具を包んで揚げたカレーパン、またはピロシキ風の揚げ物を韓国ではコロッケと称し、そのブームが2012年末に起こりました。
そのへんの経緯は下の記事に詳しいのでそれを読んでいただくとして……。
韓国のコロッケはなぜカレーパン風なのか?
https://www.kansyoku-life.com/2012/12/1460.html
ともかくもそれをアレンジしたのが釜山発のオムクコロッケ。
釜山の「サムジンオムク」という店が開発し、いま釜山土産として注目されているところです。
中を切るとこんな感じ。
韓国コスメライターのジャヨンミさんが、ソウルの期間限定店舗でわざわざ買ってきてくれたのですが、中を撮影する必要があるだろうと、まな板、包丁まで持参という気配りまで。ありがたく使わせていただいたという写真です。
ジャヨンミさんもご自身のブログでより詳細にレポートをしていますので、そちらもご覧いただくとオムクコロッケのブームが予感できるかと思います。
なお、まだソウルでは期間限定での進出のみと思っていましたが、昨日、蚕室に新しくできたロッテワールドモール内のロッテマートに行ったら、地下のフードコートスペースにもうお店ができていました。正式な1号店ではないということなので、パイロット店舗のようなものかもしれませんが、すぐ食べたいという人はそちらを目指せばよいかと思います。
そして、そんな最新情報は今週末、土曜日の講座でも紹介しようかなと。
横浜の「朝日カルチャーセンター」での講座ですが、まだ残席山ほどありますのでご興味ある方はおいでください。