「黒田福美&八田靖史と行く ぐるぐるグルメ感謝ツアー」は、
2泊3日でいったん終了ののち、オプションの延泊プランがありました。
3泊目に泊まったのはソウルの安国にあるサマーセットパレス。
前日から降り続いた雪のおかげで、窓の外は銀世界です。
写真の左側に景福宮、中央ちょっと左に青瓦台も見えていますが、
積もった雪のせいで「白瓦台」になっていましたね。
さて、話は少しさかのぼって前日の夜。
こちらも希望者だけのオプションプランでしたが、
雪の中をぞろぞろ歩いて、みんなで飲みに出かけました。
韓屋を利用した昔ながらの居酒屋でしたが、
「大通りから1本入ったような路地裏がいいね!」
「ソウルにもまだこんな店があったのかと!」
「そんな昔ながらのソウルを伝えたいのよ!」
という福美さんの意向に沿ってチョイスしました。
みんなでビールやマッコリ、焼酎をぐいぐい飲みつつ、
ソクセプルコギ(牛肉の網焼き)や……。
タコの刺身。
牛肉とソンジ(牛の血)のスープなどをつまみました。
ほかにもユッケやモドゥムジョン(チヂミ盛り合わせ)、
メミルムク(そば寒天)などけっこうな盛りだくさん。
いやあ、それにしてもみなさんよく飲んでいましたね。
どうしても地方だとホテルへのバス移動があるので、
時間を気にせず、ゆっくり飲むのが難しかったりします。
歩いて帰れる距離で飲めるのはいいものだなぁと、
ソウルのよさを再確認した夜でもありました。
まあ、歩いて帰れるといっても大雪の中だったので、
けっこう大変な思いをして帰るハメになりましたけどね。
翌朝の食事もオプションでした。
巨大な餃子が3個入ったマンドゥクッ(餃子スープ)。
餃子が3個と聞くと、ちょっと少ないようにも感じますが、
実際には食べ切るのに苦労するほど満腹になります。
以前の取材ノートを確認したら、
「1個の大きさが約100g」
という情報を発見しました。
日本で食べる一般的な餃子が20g前後なので、
1個で5個分。それが3個なので15個分。
そりゃ、満腹になる訳です。
そんな朝食を経て、4日目は市場巡りがメイン。
・東廟ピョルク市場
・ソウル風物市場
・京東市場
・中部市場
といった感じで市場のハシゴをしました。
ちなみにこの写真は「東廟ピョルク市場」で、
福美さんに「撮ってもらった」なんとも光栄な1枚。
ま、本人が写っていなきゃ立証はできませんが、
個人的にはいい思い出なので載せてみました。
ここで買っているのは単眼のミニ望遠鏡。
「あ、コレ欲しかったんだよね」
「1個いくら? 1万5000ウォン? それは安い!」
「八田君、アンタも買いなさい!」
ということで福美さんと同じ物を買いました。
その後、福美さんは屋台トーストを発見。
「そういえば、韓国のトースト食べたことないんだよね」
「どうしても優先順位として他に食べるものがあるって思えちゃってさ」
「せっかくだから食べよう。八田君、半分食べない?」
うんうん、そういうことってありますよね。
ということでご相伴にあずかりました。
福美さんの初トースト記念を激写。
ブログに載せてもよい、との許可をいただきましたので、
幸せそうな笑顔を、みなさまにもおすそ分けします。
昼食も市場にこだわって馬場洞畜産市場へ。
これまで馬場洞というと焼肉横丁が定番でしたが、
持ち込み自由の食堂ができていたので今回はそちらに。
市場内の精肉店で好きな部位を、好きな量だけ買って、
4000ウォンの席料を払って持ち込むという素敵なシステム。
これまでも水産市場ではよく見られた光景ですが、
それを畜産市場でも、というのは珍しいですね。
最高級(1++)の韓牛が600gで5万ウォンという激安価格。
部位も6種類ほど入って、いろいろ楽しめました。
なお、この店を知った経緯ですが、元ネタはコチラの本。
ソウル食べ尽くし リターンズ!(実業之日本社)
http://www.amazon.co.jp/dp/4408008605
先月出たばかりの本ですが、ディープないい店がたくさん載っており、
今回のツアー前後は、この本を参考にしてあちこち食べ歩きました。
馬場洞のこの店を含め、計6軒ほど回ってきましたが……。
「この本、超オススメ!」
ということで太鼓判を押したいと思います。
せっかくなので、その食べてきた店のレポートなんかも、
このツアー後記の後に書こうかなと考えています。
さて、馬場洞での昼食を終えてオプションのツアーも終了。
僕と福美さんはさらにもう1日延泊の予定だったため、
みなさまをホテルでお見送りさせていただきました。
おかげさまで今回も充実した内容になったはず
天候の悪化など、いろいろアクシデントの要素もありましたし、
至らない部分もあったかと思いますが、ともかくも無事に終わりました。
ご参加いただいた皆様には改めて感謝を伝えたいと思います。
あとは三進トラベルのみなさまにもですね。
毎回思いますが、こんな地方のマニアックなツアーばかりを、
よくもまあきっちりと日程を組んで実現できるものだなぁと。
普通、ツアー旅行というとビギナー向けになるものですが、
この会社に限っては、どう考えてもハードリピーター向けです。
何度も韓国を訪れて、ソウルは目をつぶってでも歩けるようになって、
そこそこ地方にも足を伸ばし始めた人に……。
「この旅行会社、超オススメ!」
といえるのではないかと思い始めました。
もちろんそういう人は自分でも地方まで行けちゃうかもですが、
三進トラベルは少人数でのツアーもずいぶん対応してくれます。
地方を周遊するのであれば、車があるのとないのとでは大違い。
ディープな韓国をより深く楽しみたい人は1度相談してみてください。
ウェブサイトはこちら。
三進トラベル
http://www.sanshin-travel.com/
いまだとちょうど本田朋美先生のツアーも絶賛募集中です。
今回は木浦、珍島、光州、潭陽と全羅南道エリアが中心とのこと。
日程表を見る限り、美味しそうな郷土料理が揃っていますね。
んー、何より潭陽のトッカルビがうらやましい……。
ということで、今回のツアー後記はこれで終了。
まだ何も決まっていませんが、例年通りなら11月頃にまた、
「第6回まんぷくツアー」というのがあると思います。
僕はまた秋までかけて、美味しい地域の発掘に努めます。
しばらく先の話ではありますが、そちらもぜひご期待ください。
三進トラベル「ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(前編)
三進トラベル「ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(中編)
三進トラベル「ぐるぐるグルメ感謝ツアー」後記(後編)
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