先週、2泊3日で行ってきたドタバタの出張。
普段の仕事用カバンに着替えを詰め込んで行ったので、
お土産をどっさりという訳にはいきませんでした。
パンパンになったカバンにギリギリ入る量を考え、
気になっていた商品だけを最低限で買うことに。
どのみち、2月のぐるぐるグルメツアーでまた行きますしね。
あ、そうそう。
ちなみにそのツアーですが、
「観光バスを2台手配!」
という超大勢の皆様にご参加いただける模様です。
この寒い時期に、しかもミステリーツアーということで、
中身もわからないのに本当にありがたいことですね。
今回の食事も貴重なご当地料理がずらり揃いましたので、
バスの中では目一杯薀蓄を語りたいと思います。
ご参加の皆様は、宜しくお願いします。
さて、話は戻って冒頭の写真。
辛ラーメンで有名な農心が昨年10月に発売した
「トックッミョン(雑煮麺)」という新商品です。
名前の通り、トックッ(韓国式の雑煮)をイメージしつつ、
袋めんスタイルに仕上げたという変わりダネ。
これまでもインスタントのトックッはありましたが、
餅を麺にするというのは新しいアイデアですね。
「それは雑煮と言えるのだろうか?」
という疑問はもっともですが、そもそも韓国の雑煮は、
もち米ではなく、うるち米の餅で作られています。
そんな背景からこの商品は、
「米麺を使いました!」
ということで雑煮アピールをしています。
つるんとしたフォーのような麺。
トックッっぽいかと言われると、やっぱり悩みますが、
口当たりの軽いカルグクス風で、これはこれとして美味しいです。
こう見えて、ピリッと辛いのは韓国的な好みですかね。
個人的にはトックッ用の餅を具に足してもよかったのでは、
なんてことを思いましたが、それだとコンセプトが崩れますかね。
ちょうど韓国はこれからがお正月(ソルラル)なので、
それを目掛けて、韓国のスーパーには大量に陳列されています。
興味のある方は試してみてください。
「3個で4980ウォン!」
と微妙に高かったりもするのですが(ロッテマート価格)。
そして、昨年11月の新商品からもうひとつ。
オットゥギから袋チャプチェ(春雨炒め)の辛口が出ました。
左側が従来からの商品で、こちらは昨年3月の発売。
チャプチェを袋ラーメンのように作れるとの手軽さが受け、
発売3ヶ月で売り上げが20億ウォンを突破する大ヒットを飛ばしました。
昨年の韓国袋めん事情は、
「チャパゲッティとノグリの合わせ食い!」
というキワモノが席巻した1年でしたが、
この袋チャプチェも象徴的な商品だったといえます。
「第2段を辛口で!」
という流れはいいなあ、と思っていましたので、
早速こちらも買ってきて試してみました。
値段はバラ売りでどちらの味も1350ウォンです。
奥がノーマルで、手前が辛口。
辛口のほうがやや明るい色合いに見えますが、
作ったときに、やや水気が残ってしまったためです。
それを差し引けば、味わいのベースはほぼ同じ。
辛口のほうにヒリヒリ系の刺激が加わっており、
そのぶんだけ甘こってりした感じが減りますかね。
日本の韓国料理店ではあまり見ませんが、
「チャプチェの辛口もアリだな」
というのは発見でした。
最後は某市場で購入したもの。
Twitterでも書きましたが、先日の韓国出張時に、
からすみ風にスズキの卵を干したものを見つけました。
某なんて書くのはミステリーツアーにかかわるからですが、
特にご当地物でもないので、どこの市場でもあればあると思います。
季節物の珍味なので、常にあるようなものではないですが。
一般的にからすみというとボラの卵巣で作ったものを指しますが、
昔はサワラで作ったそうですし、サバやマグロで作ることもあるとか。
ネットで調べたら、スズキの卵で自作している人も多かったです。
まだ完成前だったようで、
「ゴマ油かエゴマ油を塗ってしばらく干すように」
とのことでした。
日本に戻って1週間ほどベランダで干したところ、
確かにからすみのような感じになりましたね。
ちなみにひと腹1万ウォン。
血管なども残っていたので、決して上質とはいえませんが、
食べた感じ、酒の肴としてはそれなりに活躍しそうです。
なお、韓国で探してみたい人は、
・スンオアル(숭어알、ボラの卵)
・ノンオアル(농어알、スズキの卵)
を覚えておくといいかと思います。