2日目!
この日、5年ぶりに訪れた鎮川郡の世王酒造には、
酒樽を模した立派な博物館が併設されていました。
内部には、そのときの写真まで飾られていて感動。
SBS TV放映マッコリスペシャル
八田リポーターとともに
左の写真は酒造の三代目ご夫妻と、
当時、その番組を撮ったプロデューサーが一緒に写っています。
僕にとっても思い出深い1枚です。
ここの徳山マッコリは本当に美味しいのですよ。
博物館の中で、試飲をさせて頂いたのですが、
今日造ったマッコリと、2~3日経過したマッコリの飲み比べなど。
ずいぶん貴重な体験をさせて頂きました。
世王酒造の皆様に大感謝です。
さて、話は少し戻ってこの日の朝食から。
マッコリを飲みっぱなしのツアーということで、
今回の朝食はできるだけヘジャンクッを意識しました。
「酔い覚まし効果のあるスープ」ということですね。
2日目の朝は、カムジャクッ(ジャガイモのスープ)。
カムジャタン(豚の背骨とジャガイモの鍋)の1人前版で、
ピョヘジャンクッ(骨入り酔い覚ましのスープ)とも呼ばれます。
こいつでしっかり腹ごしらえをしてソウルを発ちました。
その後、世王酒造を見学した後……。
鎮川の名物である花郎飯床(ファランパプサン)。
鎮川は新羅時代の青年組織、ファラン(花郎)ゆかりの地で、
それにちなんだ韓定食のことを花郎飯床と呼びます。
これを食べながら、先ほどの徳山マッコリをまたもグビッ。
その後、錦山まで移動してインサムティギムの間食。
特産品である高麗人参を天ぷらにしたものです。
これをみなさんに食べて頂けたのは嬉しかったですね。
これを食べた人はみな、高麗人参が薬材ではなく、
美味しい「食材」であることを確信してくれるのです。
高麗人参市場なども散策しつつ……。
夕食は沃川までやってきて川魚料理。
オイカワという魚をフライパンで揚げ焼きにした、
カリカリ食感のトリベンベンイを前菜にして。
この日の晩酌酒は、チャプサルセンジュ。
もち米を原料とした生酒という意味ですが、
マッコリの上澄みをとったような感じのお酒でした。
これを飲みつつ……。
メインは淡水魚の王様とされるソガリのメウンタン。
ソガリは日本語でコウライケツギョ、メウンタンは辛い鍋で、
コウライケツギョを煮込んだ辛い鍋料理を意味します。
「この魚の味をどう表現するか?」
というような話題で盛り上がったのですが、
上品な白身で、ふわりとした食感の柔らかさは、
なかなか既存の魚のイメージと合致しません。
いろいろな意見が出た後、
「ハタハタから脂を抜いたような……」
という表現がこの日は支持を得たようです。
食べたことのない方は、そんな感じで想像してみてください。
シメの一品はセンソングクス。
直訳すると「魚麺」ということになりますが、
川でとれた小魚類をじっくり煮込んでスープを作ります。
そこに素麺を入れて、魚麺というネーミングです。
これをずずっとすすった頃には、もう腹十二分目。
お腹をさすりながら、儒城のホテルへと移動しました。
さて、今日はこれから3日目が始まります。
今日もマッコリ三昧、美味しいもの三昧のスケジュール。
思い残すことなく、しっかり満喫してきたいと思います。
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