「るるぶ韓国ソウル・釜山・済州島’14」は明日8日発売です。
昨年11月の取材は、この中にすべて詰め込みました。
今年の「るるぶ韓国」はソウルの最新情報が充実しています。
僕のグルメ取材だけでも、新規オープンの店がかなりを占めました。
これから韓国に行く方には、必見の情報が満載です。
また、表紙の下部に、
「韓国通30人の最強クチコミ案内」
という文字が見えるかと思います。
ありがたいことに、韓国通のひとりに加えて頂きました。
発売中の「るるぶソウル」ほどではありませんが、
おかげさまで今回も顔出しで載せて頂いております。
るるぶ韓国ソウル・釜山・済州島’14
http://www.amazon.co.jp/dp/4533090133/
http://books.rakuten.co.jp/rb/12211953/
ちなみに昨年は地方都市の取材がメインだったので、
発売のお知らせとともに、巡った都市の写真を載せました。
今年はひたすらソウルだったので、どうしようかなと思いつつ……。
取材の合間に見つけたユニークな看板を紹介します。
こちらは昨年夏に大ヒットした即席レモネードの屋台ですが、
冬になっても、ホットで生き残っておりました。
ただ、ひとつ不思議に思ったのは……。
なぜ「レモンエイド」と「レモネード」で表記を分けたのかという点。
たぶん「エイド=炭酸入り」という意図なのでしょうが、
こうして並ぶと、んんん? と一瞬躊躇しました。
こちらは三清洞で見つけた看板。
日本式のとんかつ、カツ丼専門店ということで、
店名の「はら」を冠して、それぞれのメニューにしています。
歩いていて、たまたま最初に視界へ入ったのが、
「はらひれかつ」
だったのですが、これを僕は「はらひれ・かつ」と誤読。
なんかヨタヨタと崩れ落ちるようなカツを想像し、
びっくりして周囲も見回したところ、ああ「はら・ひれかつ」かと。
約2秒の間に、驚きと納得が交錯した看板でした。
東大門の屋台で撮ったひとコマ。
カリッと揚がったティギム(天ぷら)が美味しそうですが……。
全部、カレー味というのは意表を突かれました。
同じく東大門近辺で撮った日式料理店の看板。
日式料理店で看板が「イルボン」になっているので、
すっかり「日本」だと思ったのですが、どうも小さな違和感が。
さらっと通り過ぎたのを、もう1度戻ってわざわざ確認したところ、
「ボン」のスペルが違っていました(本はパッチムがニウン)。
こりゃまたどういうことかと疑問に思ってあたりを見ると……。
路地の中に答えがありました。
漢字で「一峰」と書いて「イルボン」でしたか。
韓国語はよく似た発音の漢字語がたくさんあるので、
油断をしていると大きな間違いを犯します。
パッチムひとつでも、しっかり確認せねばなりません。
あるいは安国あたりで見つけた老舗中華料理店の看板。
なかなかに風格のある筆致で、思わず視線を奪われました。
でも、よーく見ると「華」の字がなんか変じゃないですか?
階段の途中にあった看板はますます不思議な文字に。
日本語の誤植などもよく見かけますし、
これはきっと漢字を適当に書いちゃったんだろうなと。
そう思って撮ったのですが、調べてみるとこういう異体字があるようで。
「韓国は漢字の扱いが雑だからなあ!」
と偉そうなことを言うところでしたが、
ギリギリなんとか自分の無知をさらさずに済みました。
んー、漢字の世界も奥が深いですねぇ。
最後は英語の部分にご注目。
韓国ではしばらく前からとろとろに柔らかく仕上げた、
スプーンですくって食べるピザというのが人気です。
これが登場したことで従来のピザは、
「持って食べるピザ(トゥルゴ モンヌン ピジャ)」
という呼ばれ方をするようにもなりました。
そこでひとつ疑問が生じたのですが、
この看板による英語表記は「spoon pizza」
あるいは「spoony pizza」というのも見かけました。
じゃあ、持って食べるほうはなんていうんだろう?
「handy pizza」
とかを想像してみましたが、検索には引っかかりません。
飲食店では「thin pizza」とする例もありましたが、
これは直訳すると「薄いピザ」なので意味が少しずれるかなと。
もし誰かご存知の方がいれば、ぜひ教えてください。
といったもろもろの素朴な疑問を抱きつつ、
町の看板を写真に撮るのが、取材中の密かな楽しみ。
韓国に限った話ではありませんが、
「看板の鑑賞!」
というのはお金も時間もかからない手軽な趣味です。
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