もうたぶん誰も覚えていないと思いますが、
年明け早々の新大久保記事でこんなことを書きました。
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以前、別のところでお店をやっていた方から、
2月ぐらいのオープンを目指して準備中と連絡を頂きました。
この外観だけで、どこだかわかる人も少ないと思いますが、
もしピンと来ても、しばらくは黙っていてください。
いずれ詳しい情報が出てきたら、またお伝えします。
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オープン準備中の外観写真を載せて、思わせぶりなことを書き、
後々への伏線にしようという、見え見えな小手先技です。
実際にその店が、2月18日にオープンしたと聞き、
早速、いそいそと足を運んでまいりました。
店名が「黒豚」というのはいかにもシンプルですね。
なお、以前やっていたお店の名前も「韓流」とシンプルでした。
そこは別の方に引き継いだので、「韓流」という店はいまもありますが、
それとは別に、以前のご夫婦が「黒豚」を開いたということです。
過去の記事を見ると、2008年5月が最後ですか。
新大久保「韓流」でオジンオボックム。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-725.html
以前は記事の最後に過去記事一覧をまとめていましたので、
2006~7年頃は、特にハイペースで通っていたのがわかります。
てか、僕が新大久保でいちばんブイブイ遊んでいた頃ですね。
取材でもよく伺いましたし、社長と個人的に飲んだりもしました。
そんなお付き合いも含め、待ち望んだお店のオープンです。
店名が「黒豚」であるように黒豚のサムギョプサルが看板料理。
奥様が済州島出身なので、黒豚は故郷の名物という意味もありますね。
注文すると、どでかいコンロが運ばれてくるのですが、
中央にテンジャンチゲ(味噌チゲ)を置けるのが大きな特徴。
丸い穴が開いていて、すっぽり収まるようになっています。
「このコンロいいですね」
「あれ、なんか日本メーカーの製品ですよ」
「へー、日本メーカーなかなかもやりますね」
といった会話をしていたところ……。
「下だけ日本で、上は韓国のものです」
とあえなく店員さんから否定されてしまいました。
まあ、そうですよね。
肉を並べるとこんな感じで……。
焼ける頃にはテンジャンチゲもぐつぐつに。
しかもこのテンジャンチゲはサムギョプサルについてくるうえ、
おかわりも自由という、なんとも韓国らしいスタイルです。
メインの豚肉も旨かったですが、テンジャンチゲもなかなか。
写真ではわかりませんが、ムール貝やワタリガニも沈んでいました。
パンチャンは5品。そのうち4品がキムチという構成。
以前の店でもよくスタッフ総出でキムチを漬けていました。
そして、この店ならではの特別なメニューはこれでしょうね。
済州島の郷土料理であるオクトムグイ(アマダイ焼き)。
1尾2000円と値段はそこそこですが、大ぶりなものが出てきます。
アマダイのほかにサバもあって、どちらも済州島産だそうです。
済州島はサバも旨いので、次回はそちらも試してみたいですね。
クルジョン(牡蠣のチヂミ)はサービスで頂いちゃいました。
ぷっくりと肉厚で、マッコリがおおいに進む味わいです。
なお、場所は以前の「韓流」からも近く、路地を1本入ったところ。
東横インの並びで「新村ヘジャング」の2階といえばわかりますかね。
「韓国広場」の脇から歌舞伎町に入ってナナメに折れるあの道です。
あまり目立たない場所であるうえ、店もさほど大きくないので、
新大久保好きな人たちが、穴場として通えるお店だと思います。
僕にとっては「料理上手なお母さんのいる店」という意味でもストライク。
朝5時まで開いているので、2次会、3次会需要としても使えますね。
以前、お付き合いのあった方々は、ぜひ足を運んでみてください。
ご夫婦ともども、きっと喜ばれることと思います。
店名:黒豚
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-20-14内田ビル2階
電話:03-5273-0205
営業:17:00~翌5:00
定休:日曜日
http://www.facebook.com/kimkurobuta
5 Responses to 新大久保「黒豚」で黒豚のサムギョプサル&アマダイ。