横浜の朝日カルチャーセンターで宮中料理の話をした後、
ご参加頂いた横浜の兄さんらと、食事に繰り出しました。
最初は横浜のコリアンタウン散策を予定していたのですが、
調べて頂いたところ、昼からやっている店は少ないようですね。
さて、どうしようというところで、思いついたのが、
「横浜にはnabiがあるじゃん!」
ということ。
神宮前の「Korean Organic nabi」は何度も行きましたが、
横浜のお店に足を運ぶのは、これが初めてでした。
横浜駅に隣接する「横浜モアーズ」のレストランフロア。
土曜日とあって、昼過ぎの時間帯でもずいぶん賑やかでしたね。
ランチのお客様に混じって、僕らはいきなりの昼酒モード。
冒頭の写真は、ランチメニューの中のアラカルトで、
岩手県産岩中豚のサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)。
セットで頼むと……。
ネギサラダと、有機野菜セット。
刻んだ青唐辛子は、辛口と、甘口の2種類がありました。
そしてこれらに……。
白米か玄米のごはんがつきます。
2人前で注文したので、とりあえず両方頼んでみました。
ほどなくこんがり焼き上がったサムギョプサル。
この日はメンバーに、超のつくニンニク好きさんがいらしたので、
右奥に見えるニンニクを話題の中心として盛り上がりました。
あとは豚肉もいいですが、この店はやっぱり野菜がいいですねぇ。
そして、サムギョプサルの後はタッカンマリ(鶏1羽鍋)。
こちらのお店での表記は「タクハンマリ」となっておりますが、
韓流初期の頃から、いちはやくこの料理を広めてきたお店です。
ハサミがいらないくらい、ほろっほろに煮込むのが大きな特徴。
スープも見ての通り、白濁させた濃厚仕上げになっています。
タレは混ぜ合わせたものを用意してくれますが、
不可欠要素の、醤油、酢、カラシ、タデギも好みで足せます。
そこにいちばん奥、写真ではちょっと見えにくいですが、
塩を用意しているというのも、気の効いた工夫ですよね。
ビール、焼酎と飲んだ後に、生マッコリ。
人口甘味料無添加を売りとする「ヌリンマウル」です。
日本での販売元が横浜にあるので、ちょうどお膝元といえますね。
横浜のお店に、この銘柄があるのはなんとも嬉しいことです。
自然な甘味と、ミルキーな口当たりが何よりの持ち味。
ぜひとも、もっとたくさんの店に広まって欲しいですね。
そうなればきっと値段ももっと安くなるはず……。
普通の生マッコリに比べて原価が高いのは重々承知ですが、
それでもやっぱり1本3300円はちょっと勇気のいる値段です。
タッカンマリのシメはやっぱりカルグクス(韓国式うどん)。
キムチも加えて煮込みました。
ただ、これでシメとなるはずが……。
その後に、先ほどの白米、玄米を投入。
本場韓国でも稀にある、タッカンマリ後のシメのシメ。
うどんからごはんへと続く、ダブルのシメを堪能してしまいました。
……というところで、いま思い出しましたが、
「杏仁豆腐食べるの忘れた!」
nabiはデザートも美味しい店なんですよね。
デザートメニューに何があるか、店の人にも尋ねておきつつ、
にもかかわらず、頭からすっかり抜けておりました。
いやはや、それでもよく飲み、よく食べ、よく語った幸せの昼酒。
その後、僕以外のみなさんはさらに横浜の街に繰り出して飲み続けたとか。
一方、僕も韓国からお客さんが来ていたので、赤坂方面へと移動し、
九州料理を肴に、これまた飲み続けたという長い1日でした。
店名:nabi 横浜モアーズ店
住所:神奈川県横浜市西区南幸1-3-1横浜モアーズ9階
電話:045-314-3743
営業:11:00~24:00
定休:なし