先日より、シリーズとして書き綴っているこの話題。
あんまり内容を細かく書き過ぎてもと思っていたのですが、
書いてみるもので、モランボンツーリストの方から、
「たくさん動きがありました!」
という連絡を頂きました。
どうやらありがたいことに申し込みが入ってきている様子。
ならばということで、もう少し書いていきたいと思います。
これまでの記事はコチラ。
第1回:カワハギ&ムルフェ&カムジャジョン
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1473.html
第2回:ヘムルトゥッペギ&アマダイ焼き
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1477.html
第3回:トムベゴギ
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-1478.html
そして、今回はよりマニアックな地域の話。
冒頭の写真は、馬羅島(マラド)にある大韓民国最南端の碑です。
一般的には済州島ということで語られておりますが、
正式な行政区としては、済州特別自治道という名前になっています。
いちばん大きな済州島と、その周囲にある離島で構成されており、
人が住んでいる島が全部で8つ、無人島が55。
それら全体を合わせても、馬羅島はいちばん南にあり、
まさしく大韓民国最南端の地という訳です(離於島は除く)。
「韓国の最南端に行ってみようじゃないか!」
というのが今回のツアーにおける目的のひとつです。
ちなみにその馬羅島まで行くフェリーはこんな感じ。
済州島の南西部にある慕瑟浦(モスルポ)という港から、
1日7便が出ています……が波の状態によってはよく欠航します。
島の天気は変わりやすいので、こればっかりはもう運次第。
予定している日に海が荒れたら、馬羅島行きは諦めます。
ただ、けっこうな波でも船が出たりするんですよね。
僕が取材で行ったときは、ずいぶん船体が波に弾かれました。
「最南端を目指すには船酔いとも戦わねばならぬ!」
というよくよく考えたら、とんでもないプランですが、
島からの帰りはあまり揺れなかったので、これも運次第でしょう。
ちなみに所要時間は片道25分と、まあそこそこです。
どうしても心配な方は酔い止め薬をご持参ください。
韓国の薬局でも劇的に効果のあるシール状の薬が買えますが、
けっこうな副作用(喉が渇いたり、眠くなる)があるうえ、
・シールを貼った手で絶対に目をこするな!
・シールを貼ったらすぐに手を洗うように!
となかなか怖いことが書かれています。
子どもは使えませんし、お年寄りの使用にも注意とあるので、
まあ他人に薦めることはちょっと難しい薬ですね。
島についたら、徒歩で散策しても1周1時間程度ですが、
歩くのが面倒な方は、カートも有料で借りることができます。
正直、何があるというほど、見どころのある島ではないのですが、
離島だけあって、天気がよければ広い空を存分に楽しめます。
あとはサボテンが自生していたり、道に沿って灯台や教会があったり。
その一方で、しっかりコンビニもあるのが観光地らしいですね。
また、そういった各種施設を圧倒的に凌駕して多いのが、
島の玄関口である、港近くに集まっているこれらの飲食店。
名物となっているのは……。
チャジャンミョン(韓国式のジャージャー麺)です。
「韓国最南端まで来てコレかよ!」
と思われるかもしれませんが、馬羅島といえばチャジャンミョン。
人口わずか100名ほどの島に、なんと7軒の店がひしめいています。
まあ、利用するのは大半が観光客ですけどね。
聞いた話では当初、釣り人への出前サービスとして始まり、
それが受けたことで、少しずつ広まっていったのだとか。
テレビなどでも取り上げられるようになってさらに勢いがつき、
いまのような出店ラッシュにつながったといいます。
一応、店ごとに少しずつ個性があり、
「ウチは麺にヒジキを練り込みました!」
「ウチは魚介を具に使った製法で特許を取りました!」
「ウチはカートの利用者に限り10%割引です!」
といった看板文句が並びます。
韓国でもっともポピュラーな食事のひとつではありますが、
それなりに馬羅島らしさは感じられるんじゃないかなと。
むしろ、
「韓国最南端でチャジャンミョンを食べた!」
というロマンに同意して頂ける方を求めます。
……というところでいつも通り、ここから宣伝。
同意して頂ける、または心から共感して頂けるという方は、
ぜひ、下記のツアー詳細ページをご覧ください。
日程は3月23日(土)~26日(火)の3泊4日です。
八田靖史と行く!済州島まるごと食べつくしの旅
http://www.mrt.co.jp/topics20121201.html
アホな企画だなぁ、とは誰しもが思うことだと思いますが、
たぶん、こういう機会でもないと、わざわざ行きはしないはず。
話のネタになることはもちろん、いい思い出にもなると思います。
でも、船が欠航だったら本当にゴメンなさいね!