初めて来ました、府中の「モランボン本店」。
焼肉のタレ「ジャン」とか、家庭用の韓国料理商品とかは、
あれこれ買って、よく食べているんですけどね。
冷麺とか、カルボナーラトッポッキとか、ヤンニョムチキンの素とか。
定番からチャレンジ系まで、守備範囲の広さが魅力です。
この日はちょうど、府中で打ち合わせがあったため、
お店のほうに足を運ぶという初体験に恵まれました。
まあ、焼肉ではなくランチですけどね。
もちろんランチでも、肉を焼いて食べるのは可能ですが、
数あるメニューの中で、目を引いたのが……。
「石焼ローストビーフユッケピビンパ!」
なんというか、ビビンバ単独でも料理として成立するのを、
ぐんと3段階ぐらいグレードを上げたようなネーミングですよね。
「石焼!」
「ローストビーフ!」
「ユッケ!」
という畳みかけるようなインパクトについつられました。
同行した方々はユッケジャンクッパ(牛肉スープごはん)や……。
チャプチェ(春雨炒め)定食を頼んでおられました。
まあ、それでも見て頂きたい料理のビジュアルは、
なんといっても、このてっぺん部分に集約されますよね。
撮っているときは、うまく写せているか不安でしたが、
なんとか、ローストビーフっぽく見えているでしょうか。
というあたりで、みなさんにもご理解頂けていると思いますが、
「石焼ローストビーフユッケピビンパ」という料理は……。
「ローストビーフ&ユッケ」
ということではなく、
「ローストビーフで作ったユッケ」
という意味。
昨年10月から規制によって生肉の扱いが厳しくなり、
代替案として、ローストビーフをユッケ風に仕立てたものです。
それがどんな味になるのか、気になって注文した次第。
卵の部分をぷちっとつぶし、ローストビーフユッケに絡め、
ごはんと混ぜる前に、それだけを味わってみました。
なんというか、食感はきちんとローストビーフですが、
味のほうはゴマ油の香りと甘めのタレが利いて、しっかりとユッケ。
生肉の滑らかな食感こそありませんが、これはこれで美味しいですね。
また、卵黄を絡めることで、しっとり加減もアップします。
まあ、石焼きだと、混ぜているうちに熱が通っちゃうんですけどね。
一緒にサンチュがついてくるので、包んで食べてもいい感じ。
ひとつの石焼きビビンバを、いろいろな角度から楽しみました。
なお、気になって、ちょっと検索をかけてみたところ、
他店でも、ローストビーフユッケはけっこう出しているようですね。
ほかにもマグロを使う店、馬肉を使う店など、工夫はさまざまですが、
その一方で、新基準に合わせたユッケを出す店も出てきました。
焼肉店の人気商品であるユッケを今後どうしていくのか。
規制開始から1年が経過し、まだまだ悩ましい問題のようです。
店名:モランボン本店
住所:東京都府中市府中町1-7-2さくら食品館5階
電話:042-365-4121
営業:11:45~15:00、17:00~22:30(月~土)、11:45~22:30(日・祝)
定休:第2、3火曜日
http://www.moran-bong.com/