栄町(千葉)「日韓居酒屋AYA」でジョンスンタン。

12091401.jpg

千葉中央駅前「スラッカン」での1次会を終え、
しばし周辺などの散策もしつつ、有志で2次会へと移動。
目指したのが、こんな感じのお店でした。

中はカウンターが中心で、小上がりにテーブル2つ。
こちらも地元の方が、ふらっと行く感じのお店ですね。

この店をあえて目指したのが……。

12091402.jpg

左下のメニューを食べたかったから。

ギリギリなんとかハングルも日本語も読めますかね。
カタカナではジョンスンタンと書かれております。

いわゆるプデチゲ(ソーセージ鍋)の亜種というポジションですが、
独自性が高いので、もはや別の料理という評価も多いですね。
梨泰院にある「パダ食堂」の看板料理としてたいへん有名。

また料理の逸話が面白く、アメリカの第36代大統領、
リンドン・B・ジョンソン氏の名前が料理名の由来です。
ジョンソン大統領のスープという意味でジョンスンタン。

僕が以前、「パダ食堂」で聞いてきた話によれば、
ジョンスンタンの誕生はジョンソン大統領が韓国を訪問したとき。
食事担当の調理人が、親善の意味を込めて、アメリカの食材を韓国式に調理し、
それが世に広まって、「パダ食堂」もそのレシピを受け継いだそうです。

米軍基地の流出食材を使って作ったプデチゲとは、
見た目や素材が似ていても、来歴が異なる別の料理ということですね。
中に入る具材も、ソーセージや、ランチョンミートに加え、
キャベツ、ジャガイモが入ったり、チェダーチーズが欠かせなかったり。

あるいは「パダ食堂」のこだわりとして……。

「インスタントラーメンは絶対に入れない!」

というのもあったりします。
味のバランスを壊すというのが、大きな理由ですが、
その点においても、プデチゲとは異なるという評価につながります。

12091403.jpg

そのジョンスンタンを千葉で食べられるのには訳があり、
この店を切り盛りしているのがなんと「パダ食堂」の娘さん。
梨泰院と千葉をつなぐ、不思議な縁があったものです。

中に入っている素材は、梨泰院で使っているものとまったく同じ。

ただ、日本での好みに合わせ、若干スープを多めにしているそうです。
梨泰院のジョンスンタンは、シチューのように濃厚でしたが、
それに比べると、あっさりめに仕上げたという感じでしたね。

12091404.jpg

こちらも「パダ食堂」の名物である巨大な牛肉ソーセージ。

12091405.jpg

ケチャップかマスタード、あるいはタバスコを加えて味わいます。

ちなみにソーセージ1本で、3000円という迫力のお値段ですが、
韓国で食べても、1本2万5000ウォンという価格です。
充分シェアできる量ですし、極太にかじりつく快感も楽しめます。

12091406.jpg

牛肉バーベキューも梨泰院と同じメニューですね。
千葉で味わう、梨泰院の味というのもオツな気分です。

12091407.jpg

ちなみにこれは2004年に撮影した「パダ食堂」のジョンスンタン。

光の加減もあるとは思いますが、色合いがより赤い気はしますね。
スープの量とともに、辛さも控えめにしてあるのかもしれません。

12091408.jpg

その当時はメニューが「ジョンスタン」になっていました。

当時の名残から、ジョンスタンと呼ぶ人もあるようです。
せっかくなので、また梨泰院のほうにも足を運びたいですね。

1次会、2次会を経て、さすがに満腹で解散しましたが、
駅への道すがら、韓国料理のガード下屋台を見て心ひかれたりも。
東千葉のコリアンタウンも、まだまだ面白そうな店があるようですし、
機会があれば、またあちこち探索してみたいと思います。

店名:日韓居酒屋 AYA (アヤ)
住所:千葉県千葉市中央区院内1-12-6第13CIビル1階
電話:043-224-0880
営業:11:00~15:00、17:00~23:00(月~金)、17:00~23:00(土)
定休:日曜日



2 Responses to 栄町(千葉)「日韓居酒屋AYA」でジョンスンタン。

 

 
 
previous next