18日に最終日を迎えた「西武渋谷店」の韓流美・味展。
行こう、行こうと思いつつ、結局、足を運べませんでした。
なんとも無念ではありますが、あれだけの人を集めた催事ですから、
きっと来年になって、また機会があるはずと信じています。
あるいは、他の百貨店などでも似た企画がありそうですしね。
話を聞く限り、今回の催事に出展していたお店の中でも、
他の催事への誘いというのが、けっこうあった模様です。
このままあちこちの百貨店で韓国フェアが開催されるようになれば、
韓国料理のすそ野も広がって面白いことになるはず。
ぜひ北海道、駅弁に匹敵する催事に育って欲しいものですね。
さて、冒頭の写真。
韓国で「長崎チャンポン」が流行っているという話を聞き、
飲食店ができているのかと思ったら、袋ラーメンの話でした。
日本が韓流だ、K-POPだと大騒ぎしている一方で、
ここ数年、韓国は日本料理ブームが断続的に到来しています。
讃岐うどんブーム、回転寿司ブーム、おでんバーブーム、
カレーブーム、ラーメンブーム、居酒屋ブーム、どんぶりブーム。
そのほか日本のビールなんかも高い人気を誇っています。
そんな状況なので、てっきり「リンガーハット」あたりが、
韓国に進出したんじゃないかと、短絡的に思った次第。
ただ、「リンガーハット」はアメリカ、タイにはもうあるんですね。
袋ラーメンの「長崎チャンポン」が受けているということは、
そのうち本当に進出なんていう話が聞こえてくるかもしれません。
いつの間にやら「CoCo壱番屋」なんか10軒以上ありますし。
パッケージの裏には「長崎チャンポン」の由来が書かれていたり。
日本地図があって、長崎の位置までしっかり示されています。
作ってみて驚きましたが、白いんですねぇ。
韓国の袋ラーメンといえば、どれも真っ赤というのが相場ですが、
ここはきちんと、本場に合わせて白いスープを採用したようです。
まあ、赤くしちゃったら、韓国のチャンポンと変わらないですしね。
あと、袋の裏の調理法欄に、
「好みによって海産物を足すとより美味しい」
とあったので、シーフードミックスを足しました。
添付の具にも少量ですが、野菜と海産物が入っています。
麺は若干太め。
ずるずるーっと、すすっての第一印象は……。
「か、辛っ!」
まあ、調理時から気付いてはいたのですが、
この「長崎チャンポン」、青唐辛子の気配が前面に出まくっています。
香りの段階から、青唐辛子の香りがビンビン伝わってくる感じ。
裏の原材料欄には、
・青唐辛子(チョンヤンコチュ)シーズニング粉末
・ハバネロ味シーズニング
なんていう文字が見えます。
色は白くても、やっぱり辛くなきゃいかんのですね。
辛さの奥には、確かにとんこつスープの気配もあるので、
方向性としては「長崎チャンポン」で間違いないと思います。
韓国人の舌に合わせて、辛さを増したということでしょう。
韓国ではほかにも鶏ベースの「ココミョン」が人気を集めており、
「長崎チャンポン」とともに白スープブームを牽引しているそうです。
という記事を書こうと思いつつ、寝かしている間に、
近所のスーパーで見つけてしまったのがコチラ。
ニッスイから出ている冷凍の「ピリ辛ちゃんぽん」。
なんだか日韓の逆転現象を見るようで面白いですね。
まあ、パッケージに「韓国」の文字がある訳ではないのですが、
赤いちゃんぽんというだけで、韓国好きとしては心躍ります。
ちなみにコチラ、9月1日からの新商品だそうです。
出来上がりはこんな感じ。
袋ラーメンと違って冷凍食品は具が豪華でいいですね。
僕のほうで足してはおらず、添付の具だけでこんな感じです。
スープも真っ赤ではありませんが、しっかりオレンジ色。
辛さはまあぼちぼちといったところでしょうか。
韓国の白い「長崎チャンポン」のほうがはるかに辛いです。
どちらがチャンポンらしいかといえば迷わずコチラですけどね。
というより、ニッスイは赤くないチャンポンも出しており、
我が家ではしばらくそれにハマっておりました。
チャンポンらしさだけを求めるなら、そちらもおすすめです。
あとは余談ですが、スーパーを見ていて思ったのは、
「韓国関連の商品って増えたなぁ……」
ということ。
もちろんスーパーに限らず、コンビニ、ファミレスなどでも、
韓国関連の商品をあちこちで見かけるようになりました。
いろいろなメーカーがそれぞれの立場から開発を進めているので、
意外な角度から、韓国との融合が見られるのも楽しいですね。
そういえば、マクドナルドの「KBQバーガー」も明日から先行発売。
プルコギをイメージしたという、仕上がりが気になるところです。
6 Responses to 韓国の「長崎チャンポン」と日本の「ピリ辛ちゃんぽん」。