レフトサイドから迫り来る豚バラ肉。
ライトサイドから迫り来る牛肩ロース肉。
この迫り来る感が、まず大きな見どころでしょう。
真ん中のくぼんだ部分にはベースのスープが満たされており、
両翼の中間には、豆腐と餅が配置されています。
どことなく野球のスタジアムを連想するような見た目。
肉の下には、たっぷりのキャベツとモヤシもあります。
オリジナルのこの料理は「もや鍋」と名付けられているので、
むしろ、モヤシが主役といえるのでしょうね。
崩してしまうのがもったいないぐらいですが、
真ん中のスープで泳がせないと、食べることができません。
このスープに落としていく作業もなかなか楽しかったですね。
なお、スープは和風ダシと、大辛ダシから選択可。
味付けは焼肉のタレと、ぽん酢ダレの2種類があり、
そこに薬味などを投入しながら、好みで調整します。
牛肩ロースはさっと煮て、豚バラ肉はしっかり煮て。
その両者がメインですが、キャベツ、モヤシも美味しく頂けます。
むしろ野菜をたっぷり食べられるのがいいですね。
オリジナルの鍋なので、韓国料理かといわれると悩みますが、
韓国的な要素は含まれており、お店も「韓風肉料理」を名乗っています。
新大久保をちょっと離れると、がっつり韓国ではないけれども、
韓国のいいとこ取りはしている、という店があって楽しいですね。
サイドメニューにもいろいろと仕掛けが施されており、
こちらはアボカドをキムチダレで味わうアボカドキムチ。
アボカドの濃厚な味わいが、意外にフィットしています。
ゴマの葉真ん丸おにぎり(チャンジャ付)。
上ミノの湯引きポン酢。
和風トロロユッケ。
といった感じに居酒屋的なメニューも多数。
鍋料理を真ん中に置いて、もっぱらそれを食べる韓国式でなく、
ちょこちょこいろいろ楽しめる日本的よさが魅力ですね。
鍋料理はもや鍋だけでなく、ヘムルタン(海鮮鍋)、
ホルモン鍋、そしてタッカンマリ(丸鶏の鍋)があります。
もや鍋を食べた後ですが、タッカンマリもハーフで注文。
チョキチョキとハサミでカットしたところを……。
タデギ(唐辛子ペースト)につけて味わいます。
シメは生ラーメン。
といったあたりから判断つくかと思いますが、
いわゆる鍾路5街スタイルとは、ちょっと違います。
こちらも日本風にアレンジしたタッカンマリという感じで、
濃厚な鶏スープとラーメンの組み合わせがたまりません。
ちなみにご一緒したのは、こんな方々。
このブログは料理ばかりで、あまり人は出てきませんが、
「載せてよ!」
といわれて断る訳ではありません。
右でグラスを持っているのが「焼肉天国.com」の朴さん。
左が「グルージャパン」というサイトを運営する全研の阿部さん。
焼肉天国.com
http://www.yakinikutengoku.com/
グルージャパン
http://grou.jp/
焼肉天国.comはいわずと知れた焼肉店、韓国料理店紹介サイト。
グルージャパンは共同購入型のクーポンサイトですが、
綿密な取材と、思い入れたっぷりの詳細な記事を自慢としています。
このおふたりが一緒にいるということは、
焼肉店、韓国料理店のクーポンが充実するということですね。
ちょうどいまタイムリーに出ているお店はないようですが、
焼肉天国.comの豊富なデータが活きてくるはず。
クーポン好きな方はぜひチェックしてみてください。
そして、焼肉天国.comは「東京マッコリ」もプロデュース。
もや鍋、タッカンマリをつつきながら、ぐいぐいいきました。
数あるマッコリの中でもしっかり酔える銘柄です。
「本当のマッコリは甘くないんだ!」
という朴さんの主張で、このマッコリは辛口ドライが特徴。
在日の方が古くから造り続けてきたタッペギ(濁酒)の味を、
現代風の酒造技術で、再現したマッコリとのことです。
もう、面白いぐらいに評価が真っぷたつですけどね。
現在、主流の甘いマッコリが好きな人はダメですし、
日本酒好き、いわゆる酒好きな人は高く評価するようです。
ちなみに先日の富山オフ会ではずいぶん人気でしたが、
韓食ナラのイベントでは、逆に苦戦していましたね。
西武の催事では、品切れになるほど売れていましたが、
飲食店で飲むより、だいぶ価格が安かったのもよかったのかなと。
ビン詰めまで手作業という、ずいぶん手のかかったマッコリであるため、
どうしても、1本の値段はお高めになってしまうようです。
ともあれ、いろいろな業界トークも飛び交いつつ、
楽しい時間を過ごさせて頂きました。
「ブログに写真を載せます!」
といっておきながら、こちらも1ヶ月半放置。
深々と頭を下げつつ、反省の意を示したいと思います。
One Response to 浜松町「イマサラ浜松町店」でもや鍋&タッカンマリ。