20日に「富山でマッコリを飲む会」を行いました。
詳細はメールマガジンの4月1日号で書く予定ですが、
まずはブログでも簡単に報告させて頂きたいと思います。
冒頭の写真が、みんなで飲んだマッコリ。
前に出ている4種類と、写真にはありませんが、
フローズンマッコリがメインの銘柄です。
残りは会場である「コリアンキッチンカエン」の方々が、
韓国で買ってきたものをご提供頂きました。
全員で飲める量がなかったので、こちらは参考銘柄です。
メインとなった4銘柄は以下の通り。
・東京マッコリ(千代むすび酒造/鳥取県)
・いとしまっこり(浜地酒造/福岡県)
・唐草まっこり(浜地酒造/福岡県)
・天地水純生マッコリ(大韓酒造/韓国)
協賛頂いた会社の皆様、ありがとうございます。
会場は予想以上の大盛況。
富山開催ということで、少人数を想定していましたが、
実際にはお店の常連さんや、業者さんも参加頂いて30人強。
おかげさまでたいへん盛り上がった会になり、
ご参加頂いた皆様には、本当に感謝しております。
そして、何より会場を提供してくれたお店に感謝。
普段は出さないような、特別料理を用意してくれました。
まず出てきたのは……。
・ホタルイカの韓国漬け(左上)
・イカの黒作り(左下)
・チャンジャ(右上)
というなんとも富山らしいパンチャン3種。
黒作りは墨を入れて作ったイカの塩辛のことで、
富山を代表する郷土料理のひとつです。
続いて、キムチの盛り合わせ。
白菜、大根、キュウリ、葉ネギの4種類です。
宴会料理に欠かせないジョン(衣焼き)の盛り合わせは、
ホバク(韓国カボチャ)、豆腐、ホタテ、キスの4種類。
白身魚にキスを使うというのは珍しかったですね。
薄くスライスされたトマトサラダ。
このあたりまでが前菜で……。
突然、大皿がどーん!
刺身を出すよ、という話は聞いていましたが、
まさかここまでのものが出るとは思いませんでした。
湯引きをした皮付きのマダイと、サスの昆布〆め。
サスというのは富山の方言でカジキのことだそうです。
地域によってはザスと呼ぶこともあるようですね。
また、昆布〆めも富山では非常に好まれる食べ方で、
白身魚のほか、アマエビや山菜なども昆布〆めにするとのこと。
今回、富山に行っていろいろ驚いたことがありましたが、
その中のひとつが、富山県民の昆布に対する愛着ですね。
とにかく食のあらゆる部分で昆布が活躍しています。
富山が全国一の昆布消費県というのも納得でした。
サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)は黒部名水ポークを使用。
地元を代表するブランド豚で、脂が甘く、美味しい豚でした。
これを同じく富山産のサンチュに包んで頂きます。
富山湾の宝石と呼ばれる白エビのチヂミも登場。
柔らかな殻の食感と、香ばしさが絶妙でした。
この日の料理は、ほとんどが会のための特別料理で、
白エビのチヂミも普段のメニューには載っていないのが残念。
地元の人には、ありふれた食材なのかもしれませんが、
こういうコラボを見てしまうと、ぐっと来ますね。
韓国料理と郷土食材の組み合わせは大きな可能性を秘めています。
東京チームが、
「すごいすごい!」
と大騒ぎしている中……。
次なる驚きが、どーん!
先ほどのマダイがメウンタン(アラ鍋)になって戻ってきました。
しかも頭や骨ばかりでなく、身もどっさり入った贅沢仕立て。
刺身からメウンタンという流れは、韓国料理としては定番ですが、
目の前に置かれたときの衝撃はすさまじいものがありました。
お店の方が、
「今日は予算度外視で頑張りました!」
とおっしゃっていましたが、これはたぶん頑張りすぎです。
下手をすると大赤字だったのではと心配になったり。
さらに、プルコギ(牛焼肉)まで出して頂きましたしね。
本来は予定になかった料理ですが、直前に僕のワガママで、
追加として作って頂くことになったという裏事情があります。
見た目としては、ごくごく普通のプルコギなのですが、
富山の韓国料理を語るうえでは、ある種、象徴的なひと品。
このあたりはメルマガで詳細に語りたいと思っています。
このプルコギを食べられたのは大きな収穫でした。
最後は春らしい、菜の花のキムパプ(海苔巻き)でシメ。
最初から最後まで、気配りと工夫を感じる料理でした。
オフ会用に作って頂いた特別な料理も多かったですが、
黒部名水ポークのサムギョプサルやプルコギなどは普段からのメニュー。
この日は富山らしさの部分を前面に出していましたが、
その他のメニューも、あちこちこだわっているお店です。
オフ会の前後に、ずいぶん話を聞かせて頂きましたが、
社長以下、研究熱心なスタッフが揃っていて刺激になりました。
「富山の人はこんな店が近所にあっていいなぁ」
というのが素直な本音。
いつか富山スタイルも含めて、東京にも店を作って欲しい。
そんなワガママを酔っ払いながらお伝えしてきました。
以上がオフ会で食べた料理の報告。
韓国料理以外にもいろいろ食べてきましたので、
また、そちらの報告もさせて頂きたいと思います。
店名:コリアンキッチンカエン
住所:富山市内幸町3-1エイゼン第1ビル2階
電話:076-433-0650
営業:17:00~24:00(火~木、日)、17:00~翌1:00(金、土)
定休:月曜日
http://www.kkaen.com/
6 Responses to 富山駅前(富山)「コリアンキッチンカエン」で富山オフ会。