海産物の卸売会社を営む「太陽商事」の直営店。
ここしばらく新大久保の路地にある別館を利用していましたが、
職安通りから歌舞伎町に入ったところに本館があります。
位置的には新大久保にあるほうが便利なんですけどね。
本館と別館でメニューに違いがあることを知り、
昨年末は本館のほうをめがけて利用してみました。
ビルの地下ということで、やや入りにくいのですが、
別館と違って、活魚の刺身類が充実しています。
それを目当てに来る、というお客さんもけっこういるようですね。
冒頭の写真は、定番の貝焼き盛り合わせ。
アワビ、ホタテ、牡蠣、ムール貝、ハマグリなどを、
目の前の鉄板で焼いて、アツアツを味わいます。
ちょうど、日テレの番組が放映された後ということで、
「話のタネにね!」とケブル(ユムシ)を友人らに食べさせてみます。
相変わらず、この時点ではグロいですが……。
刺身にしてしまうと、見た目もけっこう普通。
コリコリとした食感の中に潜む、ほのかな甘みを楽しめます。
友人らの反応も、「うん、美味しい」というものでした。
やっぱり見た目一発というインパクトの食材ですね。
こちらはメセンイ(カプサアオノリ)のチヂミ。
海藻独特の風味が漂ってくるとともに、
食感が実にふんわり柔らかなのが特徴です。
で、その本館でしか食べられない料理というのがコレ。
ワタリガニをスチームした、コッケチムです。
大皿を上から写したこの写真ではわかりにくいですが……。
嬉しいことに、全部メスで内子付き。
それが全部で6杯入って、4500円という値段は、
単品料理としては高価ですが、ずいぶんと割安な印象でした。
メニューには「ワタリガニ蒸し」としか情報がないので、
知らないと値段的にも、ちょっと頼みにくい盲点の1品ですね。
「宴席が無言になる」
というカニ料理全般の弊害はありますが、
そのぶん出てきた瞬間の盛り上がりはかなりのものです。
もうひとつ、こちらは別の日に食べた海鮮ポッサム。
茹で豚の葉野菜包みに、ホタテ、アワビ、テナガダコの3品が、
一緒についてくる、というあたりが店の個性を演出しています。
メジャーな韓国料理と海鮮の合体というのもこの店の魅力ですね。
こちらの料理は本館だけでなく別館でも出ています。
両者を比較すると、より本格的に海鮮を味わうなら本館。
ふらっと流れて入るなら別館、というようにも分けられます。
どちらに行くか悩む、というのも楽しさのひとつでしょうね。
店名:海家本館
住所:東京都新宿区歌舞伎町2-19-7新田中ビル地下1階
電話:03-6457-6959
営業:18:00~翌6:00(月~木)、17:00~翌6:00(金、土)、18:00~翌2:00(日、祝)
定休:なし
http://www.taiyoshouji.com
5 Responses to 新大久保「海家本館」でケブル&コッケチム。