前編から続きます。
旅行ツアー「全羅北道まんぷく4日間」後記(前編)
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初日に扶安、2日目に高敞、全州と巡った我ら。
朝を迎えて最初の食事は、やはりこれしかありません。
全州を代表する朝食メニューのコンナムルクッパプ。
大豆モヤシをたっぷり入れたスープごはんです。
この料理は2日酔いにも効果を発揮することから、
前夜のマッコリタウンから続く流れとしても鉄板ですね。
同じく酔い覚ましに効果のある母酒も1杯ずつ賞味。
マッコリにシナモンなどを加えて煮立てた全州の伝統飲料です。
アルコールはほとんど抜けているのでお酒がダメな方でも大丈夫。
しっかり腹ごしらえを済ませたら……。
日中はしっかりと観光。
益山で弥勒寺址を見学した後……。
群山へ移動して、日本統治時代から残る建築物を見ました。
写真は1913年に創建された東国寺の大雄殿(本殿)。
韓国内に残る日本建築の寺院はここが唯一だそうです。
その後、寄り道をしたのは「イソンダン」というベーカリー。
創業が1945年と、韓国でもっとも古い歴史を誇ります。
名物のあんぱんや……。
メロンパン風のそぼろパンをおやつとして購入。
話のタネにと思って立ち寄ったのですが、
予想外に、みなさん大喜びでたくさん買っておられました。
確かに日本では見かけない、珍しいパンもたくさんありますし、
事実、美味しいのですが、この反応にはびっくりしました。
群山市民がこよなく愛する地元ローカルフード。
おやつとして組み込んでおいて、大正解だった模様です。
昼食は群山名物のカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)。
身の部分は食べやすい大きさにカットされており……。
内子やカニ味噌は別皿に取り分けられていました。
写真ではわかりにくいですが、左上のほうに、
ヘソと呼ばれる殻付きの希少部位が含まれています。
ここをまずつるんっと吸うようにして食べた後、
釜炊きのごはんを放り込んで混ぜて食べます。
そのうまさといったら、もう言葉がないですね。
ご参加頂いた皆様からも、
「生のカニがこんなに美味しいなんて!」
という感動の言葉をたくさん頂きました。
間違いなく、この旅でいちばんインパクトのあった食事です。
個人的にも群山のカンジャンケジャンは2度目でしたが、
初めて食べたときと同様の、大きな感動がありました。
これまでにいろいろなカンジャンケジャンを食べてきましたが、
僕にとっての最高峰は、現段階でこの群山市にあるようです。
そしてこの後、群山からソウルまで移動。
夕食はミステリーツアー(当日まで内緒)になっていたので、
ここでもミステリーとして割愛したいと思います。
最後の朝食は仁川空港裏手のヘムルカルグクス(海鮮うどん)。
仁川空港は永宗島という島に位置しており、
車で10分ほど移動するとローカルな海鮮料理店に出会えます。
チョゲグイ(貝焼き)やヘムルカルグクスは地元ならではの名物料理。
この日は早朝から特別に予約を入れ、店を開けてもらいました。
どーんと4人前がいっぺんに登場。
ホタテやエビの大きさから、サイズを想像してください。
洗面器どころか、小さなたらいほどの器に入っています。
空港で時間のある方には、ぜひおすすめしたい場所ですが、
交通はたいへん不便なので、移動手段のない方は要注意。
最低でも行き帰りで2時間の余裕はみておきたいところです。
といった感じで、以上3泊4日のご報告。
まとめると……。
1日目(扶安):コウイカの石板焼き、タマネギキムチ、イカスミ粥、桑の実酒
2日目(扶安):アサリ粥
2日目(扶安):塩辛、桑の実マッコリ
2日目(高敞):ウナギ焼き、覆盆子酒
2日目(全州):キムチ、ビビンバ体験
2日目(全州):マッコリタウン体験
3日目(全州):コンナムルクッパプ、母酒
3日目(群山):イソンダンのパン
3日目(群山):カンジャンケジャン
3日目(ソウル):ミステリーツアー
4日目(仁川):ヘムルカルグクス
これだけの料理を食べ歩くことができました。
ほかにもまだまだ紹介したい料理はたくさんありますが、
全羅北道の魅力は少なからず伝えられたのではと思っています。
振り返って、もろもろ反省点もあったりするのですが、
それはまた次回(があれば)に活かしたいと思います。
今回も本当にいい経験をさせて頂きました。
最後になって恐縮ですが、ご参加頂いた皆様や、
三進トラベルの方々には深く感謝したいと思います。
みなさん、ありがとうございました!
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