大阪報告をもう少し。
すでにキムチサンドと鶴橋バーガーについて書きましたが、
それ以外にも、いくつか楽しい体験をしてきました。
写真の店は「土井商店」。
以前、足を運んだ「豊山なみえの店」の真向かいです。
追記:店名を修正しました(2010.12.28)
鶴橋の楽しさって、チヂミにあると思うんですよ。
もちろん東京でもいろいろなチヂミが売られていますが、
大阪のチヂミは、東京ともソウルともまた違います。
その最たるものが、アマダイのチヂミ。
韓国ではアマダイというと済州島の特産品で、
大阪にはその済州島出身者が多く暮らしています。
済州島の食文化が大阪に渡って定着したケースですが、
鶴橋の市場では定番として親しまれています。
ほかにはニラチヂミ、キムチチヂミといったメジャーどころから、
牛スジチヂミ、ホッペ(牛の肺)チヂミといったレア商品も。
とにかくいろいろなチヂミが楽しめる市場です。
そんなアマダイのチヂミと、ホルモン炒めを肴に……。
午前中から缶ビール。
なんとも幸せな1日のスタートです。
それにしても鶴橋市場はいつ歩いても楽しいですね。
市場の角で、それこそアマダイが干物になっていたり……。
そもそも鮮魚店の品揃えがどう見ても韓国だったり。
いちばん手前で存在感を放つ大量のイシモチに始まり、
スケトウダラ、アンコウ、タチウオといったラインナップ。魚が縦向きに並んでいるところもしっかり韓国ですね。
※追記
大阪ではもともと縦向きに並べるのが伝統だそうです。
鶴橋市場に限ったことではないようなので訂正させて頂きます。
散策をしながら、トッポッキをつまんだり……。
チャメ(まくわうり)が売っているのに感動したり。
まあ、でもいちばん驚いたのはコチラでしたかね。
普通に見ればサントリーの角瓶ですが、
中身は入れ替わっていて、なんとゴマ油なのです。
色だけでは、ちょいと判断つきにくいですね。
なんでも1斗缶で仕入れた高級なゴマ油を、
このビンに小分けして、安く販売しているのだとか。
ビンの供給元が、そのへんのスナックらしく、
ボトルキープの名前が、裏に書かれていたりもします。
新大久保に比べると、鶴橋の楽しさは生活に密着した点ですね。
上野や三河島が失いつつある、昔ながらの韓国市場が、
いまも活気を残している、というあたりは貴重です。
「鶴橋はいいなぁ」
と改めて思いつつ、そのまま桃谷のコリアンタウンに。
今里までのんびり歩いて、その後、電車で通天閣を目指しました。
あと1回、韓国とは関係ない大阪グルメの話まで書いて、
とりあえず週末の大阪報告は最後にしたいと思います。
6 Responses to 鶴橋商店街を見学&屋台料理の食べ歩き。