いろいろなお知らせ記事を書いているうちに、
すっかりタイミングを逸したB-1グランプリの話題。
初の首都圏開催となった厚木大会に足を運んできました。
僕が出かけた2日目は、なんと26万人の人出があったとか。
初日が17万5000人で、計43万5000人。
史上最多だそうですが、確かにものすごい混雑でした。
僕がこれまでに足を運んだのは第2回の富士宮大会だけですが、
そのときの記憶と比べても、尋常じゃない混み方でしたね。
5年の歴史を経て、知名度が大幅にアップした結果でしょう。
ちなみに第2回の様子はメルマガでレポートしました。
コリアうめーや!!第151号
http://www.koparis.com/~hatta/koriume/koriume151.htm
これを改めて読み直すと、隔世の感がありますな。
僕が食べた6品のラインナップを見ても、
・各務原キムチ鍋(岐阜県各務原市)
・駒ヶ根ソースかつ丼(長野県駒ヶ根市)
・行田ゼリーフライ(埼玉県行田市)
・静岡おでん(静岡県静岡市)
・富士宮焼きそば(静岡県富士宮市)
・八戸せんべい汁(青森県八戸市)
いまやレジェンドとなった富士宮焼きそばや、
上位常連の八戸せんべい汁を、普通に食べております。
今大会では両者とも、相当な行列を覚悟しないと無理でしたね。
富士宮大会のときは長くても1時間半待ち程度でしたが、
今回は3時間待ち、などという単語も聞きました。
今回もお目当ては、やはり各務原キムチ鍋。
知り合いのマスターがブースの中で大鍋と格闘していました。
このマスターは秋になると、必ず全羅北道の任実まで足を運び、
その年にとれた最上の唐辛子を、粉にひいて持ち帰ってきます。
今年のぶんも味見をさせて頂きましたが、甘味が濃かったですね。
それをふんだんの使うのですから、なんとも贅沢なチゲです。
残念ながら、ベスト10入りこそ成りませんでしたが、
第2回大会からの連続参加で、常連組の風格は出てきた気がします。
第3回大会で第3位入賞という大きな実績もありますしね。
また、今回もろもろの報道で初めて知りましたが、
開発型の料理で、過去ベスト3に入ったのは各務原キムチ鍋のみ。
昨今、人気のB級グルメには、
・開発型(地域起こしのために、新たに料理を開発したケース)
・発掘型(地域起こしのために、もともとあった料理を発掘したケース)
という区別があるそうですが、各務原キムチ鍋の場合は前者。
韓国の春川市と姉妹都市の関係にあったことから縁がつながり、
地元でキムチを生産、鍋料理に発展という経緯があります。
ただ、開発型はどうしても「作った感」が否めないのか、
B-1グランプリにおいては、発掘型が圧倒的に有利みたいですね。
今年もベスト10圏内に食い込んだのはほとんど発掘型で、
開発型で入賞したのは、
・みしまコロッケ(静岡県三島市) → 第9位
・オホーツク北見塩やきそば(北海道北見市) →第10位
の2団体のみ。
感覚的にも発掘型が強いのはよくわかるのですが、
地域起こしを考えるなら、開発型の躍進もあって欲しいですね。
その意味でも、各務原キムチ鍋には頑張って欲しいです。
さて、ほかにも同行メンバーと手分けしつつ、
炎天下の中、いくつかの料理を楽しんできました。
・石巻焼きそば(宮城県石巻市)
ウスター系ソースを後がけして食す、という焼きそば。
最初はそのルールをわかっておらず、
「なんか味がないですね……」
「せっかく1時間も並んで買ったのに……」
「これはハズレだな……」
という会話を交わした我ら。
その後、ソースをかけて食べるという事実に気付き、
「おおっ、うまい!」
という反応に180度転換しました。
危なく本当にその実力を知らぬまま完食するところでした。
・大月おつけだんご(山梨県大月市)
牛肉、大根、ニンジンなどの入った味噌汁に、
だんごと、たくあんが入っていました。
最初は何故たくあん、と不思議に思っていましたが、
それが、
「大月=大きな月」
の象徴と気付いた時は感動でしたね。
・青森生姜味噌おでん(青森県青森市)
個人的にはこのおでんがヒットでした。
甘味の強い味噌に、ショウガの風味が効いています。
・姫路おでん(兵庫県姫路市)
そして、おでんをもうひとつ。
みんなで適当に手分けしたのでダブったという理由と、
炎天下でおでんは行列が少なかったという理由があります。
シュウマイが入っているのが異色でしたね。
なお、姫路は次回、第6回大会の開催地。
また関東圏から外れて遠くなってしまいましたが、
第3回の久留米や、第4回の横手よりは心理的に近いかも。
タイミングよく関西方面の出張があればいいなと思いつつ。
来年の大会も楽しみにしたいと思います。
7 Responses to 「第5回B-1グランプリin厚木」で各務原キムチ鍋ほか。