昨日からの続きです。
4泊5日の短い期間と限られたエリアでの体験ですが、
北海道料理の喜びは、野菜にこそあるのではと感じました。
もちろん魚介料理の鮮度が抜群で美味しいのも事実ですが、
それはある程度、事前に予想していた範疇でもあります。
ちょうど時期的にも夏場でよかったんでしょうね。
ジャガイモ、タマネギ、トウモロコシといった野菜が旬のド真ん中。
地元で育った野菜の数々を、たっぷり堪能してまいりました。
冒頭の写真は、地元野菜を使ったサラダ。
「野菜って甘いんだなぁ……」
という当たり前の感想を、当たり前でない感動とともに、
個々の素材を味わいながら、ため息のように洩らしました。
このサラダが前菜で……。
このポトフがメイン。
薄味に仕立てているぶん、野菜の甘味と風味は濃厚。
キャベツもジャガイモもタマネギもとろとろに柔らかいです。
少量のマスタードで味わいながら、白のグラスワインをグビリ。
僕ら夫婦はふたりとも車の免許を持っていないのですが、
移動に制限がある反面、昼からでも飲めるメリットがあります。
屋台のトウモロコシなども試しましたが……。
居酒屋で食べたピュアホワイトがまた感激でした。
真っ白なトウモロコシで、生でも食べられるのが売りです。
居酒屋でも当然のごとく生の状態で出てきました。
ガブッとかじれば、甘い果汁が口の中にピュピュッ。
これ本当に茹でてないの? と思ってもしまいますが、
ジューシーさの中に、少しの野性味を感じるのが生ならではです。
こちらはトウモロコシのかき揚げ。
これもサックサク、ぷっちぷちでうまかったですねぇ。
ほんのり塩を振ることで、さらに甘味が増します。
場所をかえて、チーズ工房で食べたピザ2種。
右がオーソドックスなマルゲリータで、
左は富良野のタマネギをトッピングしたものです。
いずれのピザもチーズは工房で作ったもの。
チーズそのものも確かに美味しかったですが、
タマネギやトマトが濃厚で美味しいのにも驚きました。
野菜がうまいと、どんな料理を作ってもうまい。
北海道でB級グルメが活気づいているのもわかる気がします。
北アカリのコロッケ。
北アカリは男爵、メークインとともに有名なジャガイモブランド。
男爵イモのコロッケ、北アカリのコロッケ、ジャガバターコロッケなど、
露店のコロッケひとつとっても、バリエーション豊富でした。
転じて、野菜から肉方面へと移りますが、
魚介、野菜に比べると、やや印象が薄かった気がします。
・十勝の豚丼
・美唄の焼き鳥
・根室のエスカロップ
といったご当地料理の情報はあちこちで見かけたので、
エリアによっては、また違った印象があっただろうとは思います。
そんな中で、ひときわぐっときたのがエゾシカ料理。
上の写真がエゾシカのルイベ(刺身)で……。
こちらがエゾシカのロースト。
予想よりも食感が柔らかく食べやすかったですね。
もっと野趣あふれる風味かとも思いましたが、
しっとりキメ細かな食感で、くさみもまったく感じません。
ジンギスカン唐揚げ、略して「ジンカラ」。
うちの妻がヒツジがまったくダメという人なので、
今回ジンギスカンを食べなかったのも、肉の印象が薄い理由かも。
ジンカラはヒツジの肉を特製のタレに漬けてから揚げたものですが、
これもやはりダメとのことで、結局、僕がたいらげました。
ただ、メニューをみている限り、ブランド豚や鶏もいるので、
そちらをめがけていけば、肉のよさも発見できるのでしょう。
上富良野ポークの塩焼きに、
桜姫鶏の塩焼き。
いずれも地元食材であり、塩を振って炭火で焼いただけですが、
肉汁もたっぷりで、たいへん美味しく頂けました。
上富良野ポークなんて、レア気味の焼き加減でしたしね。
といった感じで北海道報告の第2弾。
まだしばらく続く予定です。
4 Responses to 北海道で食べてきたもの一覧(肉・野菜編)。