湯島で先日オープンしたばかりのお店。
店名を見るなり、
「なんかお相撲さんの名前みたい」
といった人がおりましたが、
慶尚北道青松郡に位置する美しい山の名前です。
一帯は国立公園にも指定されており、
その近くで育ったママさん曰く、
「マツタケがいっぱいとれるよ」
という幸せな山でもあるそうです。
いつか本物の周王山にも足を運んでみたいですね。
マッコリを店のウリにするというこちらの店は、
三河島にある「Mama Chicken(ママチキン)」の2号店。
『珠玉のマッコリ 徹底ガイド』にも書きましたが、
三河島店の裏に工場を造って、生マッコリの提供を準備中です。
ただ、税務署の許可がもう少しのところでまだ下りておらず、
この日、出てきたのは黒いラベルの天地水純生マッコリ。
まあ、この銘柄もお気に入りなのでいいんですけどね。
造りたての自家製マッコリを飲むにはもう少しかかるようです。
あと、店頭のフライヤースペースもまだ工事中なので、
看板料理のフライドチキンも、まだ頼めませんでした。
ということで、もうひとつの名物を注文することに。
見た目は普通のサムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)ですが、
特殊な下味をつけることで……。
焼き上がりが鮮やかなピンク色になります。
なんでも下味をいろいろ研究しているうちに、
偶然こうなったそうですが、現在はそれこそが料理のウリに。
焼くとピンク色になるサムギョプサルということで、
ピンクサムギョプサルの異名を取っています。
ただ、三河島で使っていた、上と下から熱を通せる、
特殊な焼き台でなかったのは少し残念でしたね。
「あっちがいい!」
とワガママをいっておきましたので、
いずれ導入されることを期待したいと思います。
ほかにも、この日は肉モードだったので、
牛カルビ焼きや……。
トッカルビ(叩いた牛カルビ)なども注文。
これらは厨房で焼いたものが運ばれてきます。
メッチョク(豚肉の香味焼き)といった珍しいメニューもあったり。
なんでも新しく入った料理長さんが宮中料理店の出身だということで、
こういう変わったメニューも並んでいる模様です。
その一方で、オジンオボックム(イカ炒め)といった家庭料理もあり。
店がずいぶん広くなったことで、料理もいろいろ揃いましたね。
12席と、20席程度の個室もあるので、宴会にも向きそう。
すべての準備が整えば、けっこう面白い店になると思います。
個人的には揚げたてのフライドチキンにかぶりつき、
間髪いれず、出来たての生マッコリをぐびーっといきたいですね。
無事免許が下りれば、新大久保「生マッコリ家」に次ぐ2例目。
たぶん、この流れは今後も加速していく気がします。
合法的な自家製マッコリが、あちこちで飲めるようになれば、
日本のマッコリ文化も、さらに可能性が広がるはず。
まだまだマッコリから目が離せません。
店名:周王山(ちゅわんさん)
住所:東京都台東区池之端1-1-2
電話:調査中
営業:11:00~翌5:00
定休:なし
2 Responses to 湯島「周王山」でピンクサムギョプサルほか。