銀座でランチ。そんな日が僕にもあります。
まあ、食べるのは韓国料理であまり大差ないですけどね。
それでも「銀座!」というだけで響きはよいものです。
勤め人でないので、オフィス街でのランチというのも楽しかったり。
「長寿韓酒房」を訪れるのは2年以上ぶりでしたが、
相変わらず、近隣に務めるOLさんたちでいっぱいでした。
銀座という立地にありながら、リーズナブルな価格で、
人気韓国料理のあらかたを揃えるという使い勝手のいい店です。
母体が居酒屋、イタリアンなどを経営する外食企業なので、
メニュー構成を見ていても、
「さすがによく出来ているなぁ」
と感心することが多いです。
料理名に気の利いたひと言が加えられていたり、
あれはないかなとふと探す、ツボをつく料理がきちんとあったり。
かゆいところに手が届くメニュー構成という印象があります。
冒頭の写真は、熟成キムチチゲのセット。
ただのキムチチゲでなく、熟成という部分が効いています。
「美味しい日本語」って必ずあると思うんですよね。
残念なことに、食べてさほどの酸味は感じなかったのですが、
そのあたりは場所柄も含めての上品な味付けなのだと思います。
同行された方はチーズプデチゲをチョイス。
ランチの定番メニューであり、店の看板料理でもあります。
昼からランチマッコリなど嗜んでみたのですが、
この店はかなり初期から「梨マッコリ」を売りにしていました。
フルーツ系マッコリの隆盛を予見していた店のひとつ。
普段、新大久保で飲む梨マッコリはウリスル製が多いですが、
こちらで扱っているのは、また違ったラベルでしたね。
ぐるなびなどを見ると、韓国から直輸入したと書かれています。
オリジナルであれば、ぜひそれも明記して欲しいですね。
そろそろマッコリも生産地や醸造場の情報がメニューに欲しいところ。
一口に梨マッコリといっても、たくさんありますので。
料理を食べ終えて、まだ話が終わらなかったので、
「それじゃ、何かデザートを……」
という流れになりました。
上の写真が黒胡麻はちみつのアイスクリームで……。
こちらがサツマイモとホットクのドルチェ。
ホットクをデザートに組み入れる店ってけっこう増えましたね。
韓国料理はデザートというと伝統茶だったり、果物が出てきたり。
店のおばちゃんが、
「梨むいたから食べなさい!」
と声をかけてくれる、なんてのはけっこう嬉しいサービスですが、
こういったダイニング系の店では雰囲気がまた違います。
韓国料理の中にデザートらしいデザートがないことから、
こうした工夫が生まれてくる、というのは面白いですね。
ホットクはいずれ杏仁豆腐のような存在になりませんかね。
現状、もっとも有力なデザート候補として期待したいと思います。
店名:長寿韓酒房銀座店
住所:東京都中央区銀座3-9-11紙パルプ会館地下1階
電話:03-3541-5115
営業:11:30~14:30、17:00~23:30(月~木、土、日、祝)、11:30~14:30、17:00~翌1:00(金、祝前日)
定休:なし
http://www.e-k-c.co.jp/bland/choju.htm
<過去の関連日記>
(2007年07月06日)銀座「長寿韓酒房銀座店」でチーズプデチゲ。
(2007年11月08日)銀座「長寿韓酒房銀座店」でスンドゥブチゲ。
4 Responses to 銀座「長寿韓酒房銀座店」でチゲと梨酒とデザート。