第19回「八田りチングのチンチャトーク」ならびに、
今回初めて開催された「栗原・八田の食鉄八景」。
ご来場くださった皆様、本当にありがとうございました。
個人的にも濃密な土曜日、日曜日を過ごしました。
脳みその奥底がぐったりとしたような月曜日ですが、
のんびりする間もなく、仕事の締切と戦っております。
ちょっと休憩。
というわけでもないのですが、
ブログでの報告も、しておかねばですからね。
自分が前に立っていたため写真が少ないのですが、
トーク後の食事会から、料理写真を数点載せておきます。
冒頭の写真。
見た目はまるっきりニンニクの絨毯ですが……。
その下に七穀米のごはんが隠れております。
イメージしたのは忠清北道、丹陽の名物料理マヌルソッパプ。
日本語にするなら、ニンニク釜飯といったところですね。
かつてメルマガでも書いたことがあるのですが、
丹陽はニンニクの里として知られ、上質のニンニクがとれます。
青森県のホワイト6片でも有名な6片ニンニクの名産地。
そのニンニクを使ったマヌルソッパプを食べに行ったことがあるのですが、
予想とは違って、ニンニクが2片しか入っていませんでした。
「ニンニク釜飯を名乗るなら、もっとゴロゴロでもいいんじゃない?」
ということをメルマガで書いたのが2003年5月。
あれから6年が経過し、ついにそのゴロゴロが実現しました。
ニンニクこそ丹陽産ではなく、慶尚北道の義城産ですが、
義城もまた最上級の6片ニンニクがとれる産地。
これぞ真のマヌルソッパプ!
作ってくれたイーストアジアン新宿に感謝です。
なお、そのメルマガの記事は下記の通り。
コリアうめーや!!第53号
http://www.koparis.com/~hatta/koriume/koriume53.htm
こちらは慶州式のヘジャンクク。
煮干、昆布のダシに酸っぱいキムチ、ホンダワラという海藻、
そしてメミルムク(ソバ粉のでんぷんを固めたもの)の3種が入ります。
慶州では代表的な朝ごはんメニュー。これも再現して頂きました。
というところまで書いて、説明が逆になりましたが、
これらはすべて、トークの中に登場した料理です。
今回、栗原さんと相談して決めたエリアが中央線。
清涼里から、原州、提川、丹陽、安東、慶州と続く列車で、
これらの鉄道的な見所と、ご当地の郷土料理について語りました。
それをトーク後の食事会に活かし……。
・丹陽のマヌルソッパプ(ただしニンニクごろごろ)
・慶州のヘジャンクク
・安東のホッチェサパプ(醤油味のビビンバ)
の3種類を作って頂いた次第です。
これに加えて、メイン料理には平牧豚のポッサム。
茹でた豚肉を白菜で包んで食べる料理ですが、
そこにちょっと特別なサムジャン(包み味噌)も加えました。
先日、全羅北道で購入してきたタチウオの内臓塩辛入りサムジャン。
名前をチョッカルサムジャンと書かれておりましたが、
これを豚肉につけて食べる、という趣向も試してみました。
同時に「海龍」ブランドのニンニクもろみも出ていましたね。
どちらも豚肉の旨味を引き立ててくれるものでした。
初回ということで予定時間を大幅にオーバーしてしまうなど、
反省点も多数見られましたが、全体的には盛況な会でした。
当初、30名ということで募集定員を掲げていたのですが、
最終的には45名もの方に集まって頂きました。
おかげさまで、第2回も開催しようとの話も出ています。
9月初旬あたりを目指して……という感じの予定ですが、
また、正式に決まりましたら、報告をさせて頂きます。
なお、次回チンチャトークは6月20日、21日。
また栗原さんとは、チンチャトークと同じく「ナビコリア」にて、
7月5日に語学をテーマにしたトークイベントを行う予定です。
タイトル未定ですが、こちらもいずれまた詳細をお伝え致します。
5 Responses to 第1回「栗原・八田の食鉄八景」後記。