3月28日に発売された新商品。
「高矢禮マッコリ」がついにお目見えしました。
高矢禮ブランドを掲げる商品としては、
・高矢禮キムチ
・高矢禮竹塩焼海苔
に続く第3弾とのことです。
ヨン様ファンには待望のお酒が登場ということでしょうが、
マッコリ業界としても大きな話題となりますね。
「へー、高矢禮がマッコリも作るんだ」
と一瞬思いかけましたが、
実際に製造しているのは百歳酒の麹醇堂でした。
高矢禮と麹醇堂の共同企画ということみたいですね。
これまで麹醇堂は「米夢」というマッコリを出しており、
その技術を生かした造りになっている模様です。
実際に飲んでの印象も、かなり「米夢」に近かったですね。
「米夢」についてはこれまでの記事をご参照ください。
百歳酒の麹醇堂からマッコルリが新発売。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-330.html
西新宿「てじまぅる新宿店」で麹醇堂の米夢。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-426.html
第1回「利きマッコリ選手権」後記。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-672.html
百歳酒「新商品お披露目会」のお知らせ。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-791.html
百歳酒新商品お披露目会後記。
http://koriume.blog43.fc2.com/blog-entry-816.html
ラベルには「高矢禮」のマークとともに、
「肌美人になろう」というキャッチフレーズが。
あと、ポイントになるのはココですね。
麹醇堂のマッコリは純米にこだわり、甘味料を含みません。
純米にこだわるというのは、もちろん味や品質のため。
そして甘味料を入れないというのは、味ももちろんなのですが、
価格決定に大きな影響力を持つというのが本音です。
日本の酒税法では、マッコリを純米で造り甘味料を含めないと、
写真の通り、「その他の醸造酒」に分類されます。
ただし、そこへ甘味料を混ぜると分類は「リキュール」にかわり、
「その他の醸造酒」に比べ、税率が安く済むという理由があります。
そのため現在のマッコリは、ほとんどが分類上リキュールです。
同業他社が続々と甘味料を入れて値段を安く抑える中、
歯を食いしばって、純米、甘味料なしにこだわったのが麹醇堂。
その努力が「高矢禮マッコリ」で花開いた気がします。
どうしても「米夢」は値段との戦いでしたからね。
「高矢禮」のブランドを引っさげれば、ある種のプレミアがつきます。
ヨン様ファンは買うでしょうし、値段の高さにも説得力が出ます。
麹醇堂にとっても高矢禮にとっても最良のコラボでしょう。
ただし、味そのものはかなり上品なので、
一般的なマッコリのようにグビグビ飲むものではありません。
じっくりゆっくり味わって飲むタイプのマッコリ。
普段からあまりお酒を飲まない層には最適だと思います。
そこにもまた、高矢禮ブランドで出す意味ですね。
マッコリ業界にとってはかなり大きな1歩。
プレミアムマッコリの価値もずいぶん見えてきましたね。
今後につながる効果を期待したいところです。
4 Responses to 「高矢禮マッコリ」新発売。