すでに1週間ほど前の話になります。
購入した『今すぐ食べたい!TOKYO韓国グルメ』を携え、
赤坂にある掲載店のひとつに早速足を運んできました。
ちょうど『東京 本気の韓国料理店』を作り始める前ぐらいに、
下調べの段階で、オープンしているのを確認した記憶があります。
サムパプ(ごはんの葉野菜包み)の専門店ができたなぁ、
と思いつつ、なかなか足を運べませんでした。
先日、チングの吉井さんが行ったそうで、
「めっちゃ、よかったですよ!」
という感想が気になっていたのもあります。
お仕事関係の話も兼ねつつ、会食で行って参りました。
冒頭の写真はサムパプセットに含まれる、
サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)。
肉を焼くとともに運ばれてくるのが、こちら。
テーブルの端から端までの野菜群です。
毎度、サムパプを頼むと日本でも韓国でも思うのですが、
包み野菜が少なく、香味野菜やスティック野菜が大半を占めます。
サムパプと名乗る以上、包んで食べるのがメインですから、
サンチュ、エゴマの葉などの葉野菜を豊富に出して欲しいもの。
まあ、韓国であればいくらでも追加でもらえますけどね。
こちらの店はそうした葉野菜が最初からたっぷり用意されており、
葉野菜ばかり何枚も重ねて包む、という贅沢なことも可能でした。
この時点で、なかなかいい店ですな、と好印象。
ちなみにこの店でも野菜類はおかわり自由だそうです。
こんな感じに葉野菜で包んで食べます。
本来はごはんも一緒に包んでこそサムパプなのですが、
この店ではシメ料理が豊富なので、この時点ではごはんなし。
サムパプというよりは、葉野菜の豊富な豚焼肉ですね。
サムギョプサルに加え、肩ロースも出てきました。
肉の部位に変化があるというのはいい感じ。
全体的なボリュームとしてもなかなかでした。
この日は全員、サムパプセット(3500円)を注文。
そこにシメの料理も含まれております。
キムチチゲ(キムチ鍋)、テンジャンチゲ(味噌鍋)に、
ごはんのついたセットがまずひとつ目の選択肢。
トンチミグクス(大根の水キムチに麺を入れた料理)があり……。
ヌルンジ(おこげ鍋)があり。
この日は4人だったので、全部1種類ずつ食べました。
3種類分しか写真がないのは、どうやら撮り忘れ。
おかげで先ほどのチゲがキムチチゲなのかテンジャンチゲなのか、
いまいち判別がつかない、という間抜けな事態です。
キムチチゲの白菜キムチがいい感じに発酵していて、
酸味のきいた本格的な味わいだったのは覚えているのですが。
仕事の話をしつつも、けっこう酔っ払っていたのでしょうか。
赤坂でサムパプ専門店というと近隣に「ヌルンジ」があり、
競合するのでは、と思っていましたが、そうでもなさそうですね。
「ヌルンジ」にはサムパプ以外にもかなりのメニューがありますし、
こちらは逆に、ほとんどサムパプのみ、という専門店です。
葉野菜の豊富さから考えても、絶対サムパプなら「やさい村大地」。
いろいろ楽しみたいなら「ヌルンジ」という使い分けができそう。
同じ赤坂でも、こういう選択肢が増えるのはいいことですね。
ほかにも新大久保「菜彩厨房さんぱ家」、新橋「江戸牛焼甘楽屋」など、
サムパプを売りにする店は、それなりに揃っています。
有楽町の「KOREAN VEGETABLE CHEFA」が閉店したりと、
入れ替わりもどんどん進んでいるんですけどね。
韓国料理のヘルシーさをもっとも強調する料理のひとつ。
野菜が高いという日本ならではの難点もあるかと思いますが、
もっと広まってもいいのに、と思う料理です。
店名:やさい村大地
住所:東京都港区赤坂3-16-4DMK赤坂ビル2階
電話:03-3589-2389
営業:17:00~翌3:00
定休:なし
3 Responses to 赤坂「やさい村大地」でサムパプセット。