築地界隈で働く人には大変に有名な行列店。
行こう行こうと思いつつ、なかなか機会がありませんでした。
仮に築地近辺で昼食をとる機会があったとしても、
やっぱりまずは魚系の料理に目を奪われますからね。
後回しにしているうちに、機会を逃していた次第。
近隣にお勤めの方にお誘い頂きまして、
念願の行列店に、ようやく足を運ぶことができました。
こちらの店、夜はホルモンをはじめとした焼肉店ですが、
昼はビビンバ、石焼きビビンバと、3種類のチゲが食べられます。
と、聞くと韓国料理に詳しい人であれば、
・キムチチゲ(キムチの鍋)
・テンジャンチゲ(味噌味の鍋)
・スンドゥブチゲ(柔らかい豆腐の鍋)
あたりのラインナップを想像するかと思いますが、
こちらの店は少し変わっていて、
・チゲライス
・チゲラーメン
・チゲうどん
という3種類だったりします。
要するに味付けはひとつで炭水化物が選べるだけ。
ごはんにしようか、ラーメンにしようか、うどんにしようか。
その日の気分で決めるというわけです。
なお、ラーメンは韓国らしくインスタントラーメン。
3種類を見て悩みましたが、僕はチゲライスを選択。
ぐつぐつと煮立った石の鍋に、たっぷり入って出てきます。
余談ですが、ライスの上にヤンニョムジャン(薬味醤油)がのっており、
これが意外に効いていて美味しかったですね。
3人で行って、それぞれ別々のものを注文。
というか、ブログ用にみなさん気を遣って頂いたようで。
こちらがチゲラーメンで……。
こちらがチゲうどん。
スープを少しずつもらって味見してみましたが、
基本的に味はみな同じなのではないかと思います。
チゲとはいいつつも、魚介ダシを感じる醤油風味のスープ。
どことなく日本のすき焼きを思い出す味ですね。
タマネギがたっぷり入っているので甘味が出ていますし、
牛肉が入って、春菊が入って、卵が落としてあります。
すき焼き風の鍋をベースに、韓国要素を加えたという印象。
韓国料理かといわれれば悩みますが、これはこれでアリですね。
入口でスプーンと箸をもらい、それを持って2階に上がる方式。
その際に、入口で注文も受け付けてもらいます。
テーブルが螺鈿細工なので、いかにも高級店風ですが、
実際はどこか懐かしい気分に浸れるタタミの部屋。
居心地のよさに思わずのんびりしたくなりますが、
店の外には行列ができているので、早く出ねばなりません。
3種のチゲはどのメニューを選んでも880円。
昼時に汗をかいて、元気を出したいときにはおすすめです。
店名:築地とうがらし
住所:東京都中央区築地6-3-6
電話:03-3545-4322
営業:11:00~14:00、17:00~24:00(月~金)、17:00~22:00(土)
定休:日曜日、祝日
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP107にも紹介されています。
3 Responses to 築地「築地とうがらし」でチゲライス。