最寄り駅は両国ですが、歩くのはやや面倒な距離。
ならばと隣の錦糸町駅に集合し、タクシーで向かいました。
飲食店として不便な場所ですが、芸能人も通う超有名店。
店の壁いっぱいに、ビッグネームの色紙が飾られています。
まあ、そういう方々は最初から車でしょうけどね。
もともとは地元の方々が通う、小規模なお店だったとか。
いつの間にやら支店が増え、いまは都内で5店舗が展開。
六本木、三番町、自由ヶ丘、西葛西にも支店があります。
六本木店の記事は以前にも書きましたが、本店は初登場。
とはいえ取材で伺ったことがあるので、個人的には2度目です。
冒頭の写真、カンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)と、
プルコギ(牛焼肉)がこの店の名物料理。
創業当時からの人気メニューだとのことですが、
その創業というのが、なんと1977年。
30年以上も前から提供しているというのがすごいですね。
納豆ユッケと……。
タン塩も「巨牛荘」を象徴する人気料理。
メニューのいくつかには星印がついているのですが、
常連様の多くは、そればかりをリピートするのだとか。
この店にきたら、この料理をこの順番で食べる。
みなさんそんなお決まりのパターンができている模様です。
なお、星印メニューはここまでに出てきた4品と、
キムチ盛り合わせ、ナムル盛り合わせ、それとシメうどん。
1回で充分網羅できるのも、ある種の気配りでしょうか。
我々は星印メニューにもうひとつ追加して、
「魔法の壷」という目を引く名前のメニューを頼んでみました。
壷の中に埋もれているので見えませんが、
ウチモモ、ハラミ、カルビがどっさり沈んでおります。
珍しいのは味付けがゴマダレということ。
焼肉なのに、どこかしゃぶしゃぶを思い出させる味だったり。
このメニューのみ、本店のオリジナルだそうです。
途中、ごはんを頼んでカンジャンケジャンの汁と混ぜるなど、
ちょっとしたお遊びも楽しんでみましたが……。
その汁はむしろ、焼きうどんの隠し味にするのが定法。
プルコギを食べ終えた後に、その鉄板でうどんを炒めるのですが、
牛のうまみ、タレの味に加えて、カニのダシを注ぎ込むのです。
こういう裏技的な食べ方は、なんともワクワクしますよね。
もともとはとあるお客さんがふと思いついて始めたもので、
それを他のお客さんも真似するようになっていつしか定番化。
今ではほとんどの人が2つの料理をセットで頼むそうです。
最後にアイスがもらえるのも、この店の魅力。
駅からは遠いですが、それだけの価値があるお店です。
もちろん他の支店でも、同じ楽しみ方ができますが、
本店ならではの雰囲気というのも、またたまらないはずです。
店名:巨牛荘石原本店
住所:東京都墨田区石原2-12-6
電話:03-3622-6990
営業:18:00~23:00
定休:なし
http://www.wdi.co.jp/ja/re-kyogyuso.html
2 Responses to 石原「巨牛荘石原本店」で蟹牛味の焼きうどん。