「第1回食の異文化交流」詳細のお知らせ。

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済州島でホンダワラという海藻を買ってきました。
済州市にある東門市場というところで1キロ1万5000ウォンです。
アマダイが1キロ(5尾)で1万ウォンだったことを考えると、
ずいぶんと高価な海藻であるような気がします。

「20人分ぐらいのモムククを作りたいのですが……」
「20人? 1キロあれば充分だね!」
「じゃあ、1キロください」

という会話があったのですが、
実際に見てみると、1キロの海藻ってすごい多いですね。
20人分どころじゃなような、と少々悩んでおります。

ちなみにモムククというのは済州島の伝統料理で、
豚骨をコトコト煮込んだスープに、ホンダワラを入れたもの。
モムというのが済州島方言でホンダワラを指します。
標準語ではモジャバン。慶州でもよく食べますね。

参考リンク
湯島「黒デジ家」のモムクク
三河島「山田屋」のモムクク

これを7月5日の「第1回食の異文化交流」で使います。

僕の師匠である、佐野良一さんの指示で料理を作り、
それにまつわる話を、披露して頂くという会です。
僕も一緒になって話をすることになると思いますが、
基本的にはマシンガンのようにしゃべる佐野さんペースでしょう。

70年代から韓国に渡り、韓国の新聞社で働きつつ、
韓国料理の大家である人間国宝の先生宅でホームステイ。
ちなみにその先生というのが故・黄慧性先生で、
『大長今』の監修をされた、韓福麗先生のお母様です。

黄慧性先生が日本の息子と呼び、韓福麗先生が弟と呼ぶ。
日本人ではもっとも韓国宮中料理をよく知る人物でしょう。

その先生方に学んだ韓国料理の腕前もまた見事。
僕のブログでも、これまで何度となく紹介してきました。
そんなレシピの中から、韓国の郷土料理を厳選して、
今回の「第1回食の異文化交流」にご提供頂きます。

と、ここまで持ち上げて書くと、

「さぞかし立派な料理が!」

と思われるかもしれませんが、
基本的には佐野師匠が普段作ってくれるごはんの延長線上です。
スタッフであれやこれやと相談しながら考えた結果。

北朝鮮の平安道料理が2品、済州島料理が2品!

という極端なラインナップに落ち着きました。
一見、なにそれ? というようなギャップの地域ですが、
佐野師匠の話を聞くと、それが1本のラインで結ばれるはず。
正直、僕がいちばん楽しみにしている、という次第です。

詳細の告知が遅くなってしまいましたが、
ご参加を検討されている方は、早めにご連絡ください。
要項は以下の通りです。

題目:「第1回食の異文化交流会」
日程:2008年7月5日(土)
時間:14時より17時まで
場所:イーストアジアン新宿
定員:25名
費用:6000円

<会場>
イーストアジアン新宿
東京都新宿区百人町1-12-2セイザ新宿301号
03-6413-7104

<申込方法>
下記までメールでご連絡頂くか、
「てじまぅる」グループの各店舗でも受け付けています。

連絡先
hachimax●hotomail.com ←●を@にかえてください。

<過去の関連日記>
(03月11日)師匠宅でタラのチゲとジャガイモごはん。
(03月22日)師匠宅にてチャジャンミョンほか。
(06月21日)師匠宅で手作りポトフほか豪華夕食。
(07月09日)師匠宅にて大阪風粉モノ三昧。
(07月26日)師匠宅にて夏の韓国ごはん。
(08月21日)師匠宅にてハモ皮とキュウリの酢の物。
(11月05日)師匠宅にて昼食&夕食&PC復旧作業。
(11月10日)師匠宅にてパスタ&グラタン&サラダ他。
(11月23日)師匠宅にて訪韓準備関係者会議。
(12月02日)師匠宅にてマンドゥクク&トッポッキ。
▲(2006年)
▼(2007年)
(03月06日)師匠宅にてカルビチム&カムジャタン。
(03月20日)師匠宅にてコムタン&イカ入りトッポッキ。
(05月07日)師匠宅にてピジチゲ&春キャベツのトッポッキ。
(05月09日)師匠宅にてグラタン&春キャベツのパスタ。
(07月05日)師匠宅にて素麺ほか夏料理の食卓。
(10月01日)師匠宅にてスリランカカレー&新韓国菓子。
(11月15日)師匠宅にてチャパゲッティドッグ。
▼(2008年)
(02月04日)師匠宅にて宮中タッチム&ダバダ火振り。



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