久しぶりに師匠と飲むことになりました。
打ち合わせだなんだと、ちょくちょく顔は合わせていますけどね。
腰を据えて飲む、というのは2月以来だった気がします。
この日は共通の知人を交えて、新大久保へと繰り出しました。
ただ腰を据えてとはいいつつも、
残念なことに、この日師匠は自宅に仕事を残してきたとのこと。
「9時20分になったら帰るから!」
と最初に宣言しておられました。
時計を見ると2時間1本勝負。
それでは急がねば、と急ピッチで飲み始めます。
店は大久保通りを明治通り方面に向かった「はるばん」。
駅からは少し遠いエリアですが、今後はこの界隈が注目株です。
来月には副都心線が開業して、人の流れも変わるはず。
明治通りに近いエリアが盛り上がっていくと予想されています。
中でも、この日訪れた「はるばん」はここ最近実に活況。
政府認可の自家製マッコルリで一躍脚光を集め、
いつ行っても人がいっぱい、という人気店へとのし上がりました。
マッコルリをこよなく愛す師匠も、この店はいちばんのお気に入り。
友人、知人、若い衆を連れつつ、日々通い詰めているそうです。
なお、いつも注文されているのは、師匠セットともいうべき特注品。
メインディッシュとして冒頭の写真、クァメギを頼むとともに、
「セット」という合言葉で、マッコルリと料理がずらりと出てきます。
ちなみにクァメギはサンマを生干しにしたもので東海岸の名物料理。
浦項(ポハン)という漁港で古くから作られてきた郷土料理で、
新大久保はおろか、ソウルでもあまり見かけない珍しい料理です。
コハダのような青魚が好きな人にはたまらないつまみですね。
このクァメギとともに……。
カリッと焼き上がったキムチチヂミが登場。
ザク切りにした白菜キムチを具にしたチヂミです。
そして、師匠セットのポイントになるのがナムル盛り合わせ。
以前の記事を見て頂くとわかるかと思いますが、
この店のナムル盛り合わせは、4種類が基本となっています。
しかし韓国料理の基本をいえば、奇数で盛るというのが大原則。
「4種類ではいかん! 3種類にしなさい!」
と師匠が苦言を呈されたため、特別に3種類で出てきます。
そのかわりとして、白菜キムチが1品追加されてプラスマイナスゼロ。
店側としては手間でしょうが、このあたりの心配りは嬉しいですね。
「意見したおかげで3種類で出てくるようになった」
と師匠はご満悦でいらっしゃいましたが、
それが師匠へだけの特別サービスのはご存じなかったようで。
そうだったのか、と感心しておられました。
そんな話をしているうちに、2時間はあっという間に経過。
仕事を残してきた師匠は自宅に戻らねばなりません。
「そろそろ9時半近いですけど大丈夫ですか?」
「え、もうそんな時間?」
「お会計して戻られますか?」
「うーん、明日早起きしてやればいいだろ。もう1軒行こう!」
あまりにもお約束すぎる展開。
このあたり、自分の姿を見るようで親近感を覚えます。
そんな感じで話がまとまって2軒目へと移動。
師匠が最近通っているという、もう1軒の店へ向かいました。
店名:はるばん
住所:東京都新宿区大久保1-7-19保坂ビル1階
電話:03-3205-3231
営業:11:00~24:00
定休:なし
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP47にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(08月09日)新大久保「はるばん」で自家製マッコルリ。
▲(2007年)
▼(2008年)
(03月18日)新大久保「はるばん」で各種ジョン&チュクミボックム。
4 Responses to 新大久保「はるばん」で師匠おすすめセット。