先日、『月刊スッカラ』の取材でも伺ったコチラの店。
ちょうど1周年ということで、再度お邪魔してきました。
この日は来たお客さんにマッコルリの振る舞い酒が。
金曜日だったことも手伝って、店内はいっぱいでした。
10時前後という、けっこう遅い時間に行ったんですけどね。
冒頭の写真は突き出しがわりに出して頂いた、
茹で豚と、奥に見えるのが振舞って頂いたマッコルリ。
キムチを漬けるような、巨大な甕から汲んで頂きました。
チャンジャ(スケトウダラの内臓の塩辛)などをつまみつつ、
マッコルリからビールに戻るという普段とは逆パターン。
マッコルリとビールを混ぜて飲んだりもしていました。
ビールがプレミアムモルツなので、いい感じのコクが出ますね。
ビールとマッコルリのカクテルもメジャーになってきましたが、
それも銘柄を工夫してみると、また面白いのではと思ったり。
さらに、海鮮チヂミのハーフなどをつまんでいると……。
テーブルの真ん中に星模様のついたメルヘン七輪が登場。
数えきれないほどのスターが輝いておりますが……。
それに輪をかけて魅力的なスターが続々と登場。
口の中で脂がじゅわっと、とろける和牛のミスジです。
ほかにもこの日のおすすめメニューとして、
リブ芯、マキ、ザブトンといった希少部位が並んでいましたね。
悩みに悩んでミスジを選択したのですが……。
料理長さんから味見用としてザブトンを頂いちゃいました。
名前の通り、四角形のザブトン型に切られていましたね。
ミスジも美味でしたが、このザブトンも悶絶するほど美味。
さっくりとした歯触りの中に、うまみと脂が凝縮されています。
正肉部位で激しく悩み、1品だけの注文にとどめたのは、
ホルモンの5種盛りを注文したかったからです。
5種盛りは日によって、ラインナップが入れ替わりますが、
この日はコプチャン(小腸)、ギアラ(第4胃)、シマチョウ(大腸)、
テッポウ(豚の直腸)、豚ホル(豚の大腸)という5種類。
ポイントは札幌名物として知られる豚ホルが入ること。
コチラの店は、もともと札幌にある人気焼肉店なんですよね。
もともとは料理上手なお母さんが始めた店らしいですが、
現在は4人兄弟の長男、長女が札幌の本店を継承。
次女、次男のお2人が東京店を切り盛りしているとのことです。
ちなみに先日の『月刊スッカラ』は家庭料理が本全体の統一テーマ。
飲食店紹介は、必ずしも家庭料理に限らなくてよいとのことでしたが、
そんな兄弟エピソードから、この店を候補にあげた裏幕があります。
焼肉がメインの店ですが、実際は家庭的な雰囲気が自慢の店。
そんな内容を記事にしっかり込めたかったんですけどね。
文字数の関係で書ききれなかったので、ここで補足しておきます。
1周年記念に作られたパッシルトク(アズキの蒸し餅)。
先日行った赤坂の「古家庵」でも、旧正月にこれが出ましたが、
こういう料理を手作りできる店というのは実力があります。
日本のおはぎなどに比べるとかなり甘さは控えめですが、
その素朴な味わいが、ふっと郷愁を感じさせてくれます。
アズキだけでなく、中にはウグイス豆なんかも入っていましたね。
ちょっと手の込んだ、パッシルトクという雰囲気でした。
シメは「コサリ」名物のデザート、ソフトクリームジンセン。
前回も書きましたが、この店に来てこれを食べないのは愚かの極み。
ぜひ、最後にデザートを味わう胃袋を残しておいてください。
これ、ソフトクリームだけでもめちゃくちゃうまいんですけどね。
後ろに見えている高麗人参酒と、ハチミツがさらなるポイント。
とろーりかけ回すことで、ぐっと大人の味わいになります。
今回、料理長さんに美味しい食べ方をうかがいましたが、
1、まずソフトクリームだけで味わう
2、高麗人参酒をかけてほろ苦さを味わう
3、ハチミツもかけて、ほろ苦さにコクのある甘さを加える
といった順序で3段階に味わうのがおすすめとか。
最初に写真を撮りたい僕には、非常に難しい食べ方ですが、
この日はもうひとつ頼んでいたので、そちらで実践。
確かに、味の変化とともに楽しめる食べ方でした。
それにしても、もう1年とは早いものですね。
今後、ますますの発展を祈りたいと思います。
店名:Korean Dining KOSARI TOKYO
住所:東京都港区東麻布2-19-3ミレーヌ東麻布1階
電話:03-3582-1228
営業:11:45~14:30、18:00~翌1:00(月~金)、18:00~24:00(土、日、祝)
定休:不定休
http://www.kosari.jp
<過去の関連日記>
(12月05日)東麻布「コサリ」で焼肉三昧&絶品デザート。
▲(2007年)
▼(2008年)
(01月30日)東麻布「コサリ」でまかない牛スジスープ。
2 Responses to 東麻布「コサリ」で1周年記念の振る舞い酒。