お仕事関係の方と韓国料理を食べるというとき、
ちょっとオシャレな店のほうが、よかったりすることもあります。
もちろん家庭料理どっぷりのほうが好きな人もいますけどね。
最近はオシャレ方面にも選択肢が増えて嬉しい限りです。
この日は久しぶりに恵比寿の「ワンス」にやってきました。
韓国料理らしからぬ内観と、まんま普段着の店員さん。
東京においても、かなり異色な韓国料理店ですが、
味のほうは本格派という、なんとも嬉しいお店です。
オシャレ系らしく、パンチャン(副菜)が一切出てこないなど、
お店独自のスタイルがあるので、そこだけは要注意。
まずこちらのお店では冒頭のナムルを注文しておくのが吉。
11種類の選択肢から5種を選んで盛り付けてもらいます。
この日はモヤシ、ナス、小松菜、ゼンマイ、タケノコの5種類。
ほかにも大根とニンジン、レンコン、キュウリ、
キキョウの根、ゴボウ、ジャガイモのナムルが用意されています。
5種盛りだけでなく、3種盛りもあるみたいですね。
白菜、キュウリ、大根という定番3種のキムチ盛り合わせ。
ナムルとともに、注文してすぐ出てくる料理たちです。
この店でいちばんのおすすめがこのイイダコ料理。
大量の野菜とともに、甘辛い薬味ダレで炒めます。
炒める際にバターを使うので、独特のコクが加わって美味。
プリプリとしたイイダコの食感も魅力の料理です。
こちらもおすすめのジョン(衣焼き)盛り合わせ。
白身魚、キノコ、野菜などの食材に小麦粉、溶き卵の衣をつけ、
フライパンで焼くという、手間のかかった一品です。
注文から20分ほど時間がかかるので、
これも最初の段階で注文しておいたほうがよいメニューです。
メインにはキノコと野菜のチゲを頼んでみました。
シイタケ、シメジ、エノキといったキノコに加え、
肉団子なども入った、具だくさんな鍋料理。
エゴマの粉がたっぷり散らされているので香ばしく、
ほんのりカムジャタン(豚の背骨とジャガイモの鍋)風でした。
こちらは茹で豚を塩漬け白菜で包んで食べるポッサム。
大根のキムチとアミの塩辛も一緒に包んで味わいます。
といった感じの料理をつまみつつ、いい感じで焼酎を消費。
気付いたら終電間際という、楽しい飲み会となりました。
恵比寿にもまた少しずつ韓国料理店が増えている様子。
昨年「東京 本気の韓国料理店」を作ったときは、
渋谷・恵比寿をエリアとしてまとめるかで少し悩みました。
数でいえば充分ですからね。後はエリアとしての印象度の差。
このエリアならではの色が見えてくると面白いのではと思います。
店名:ワンス恵比寿店
住所:東京都渋谷区恵比寿4-23-13
電話:03-5475-8787
営業:11:30~24:00(LO23:00)
定休:なし
http://www.s-ox-restaurant.com/
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP105にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(01月25日)新宿「ワンスルミネ新宿店」でプルコギランチ。
(03月19日)恵比寿「ワンス恵比寿店」でチュクミボックム。
(06月11日)恵比寿「ワンス恵比寿店」でスンドゥブチゲ。
▲(2007年)