1週間で東京の韓国料理店を10軒取材しました。
いずれのお店も素晴らしかったですが、
一緒に回った編集の方々がまた素晴らしかったですね。
なにしろこちらの会社の方々……。
「取材で出されたものは全部食べる!」
という拍手喝采ものの信念を貫いているとのこと。
裏幕を知らない方は、なんのことかわからないと思いますが、
取材時の料理って意外と食べずに帰ることも多いんですよね。
あるいはちょっと食べても、残して帰ってしまうとか。
麺料理なんかは撮影の間に伸び伸びになりますし、
冷めたり、堅くなったりと、食べ時を逃す料理は多いのです。
また、タイトなスケジュールのために食べる時間がないとか、
ライターとカメラマン2人だけだと量的に食べきれないことも。
味を見るのも取材なので、まるで食べないことはないですが、
しっかり平らげてくるというのも少なかったりします。
しかるに今回のスタッフは取材時刻に合わせて、
応援部隊(食べる要員)まで召集する気合の入れよう。
どの店でも、
「こんなに大勢でいらしたんですか!?」
と驚かれておりました。
通常で3、4人。多いときは6人いました。
最初から食べる気満々という珍しい取材風景です。
もちろんそのぶん食べた料金はきちんと支払うとのこと。
ただ、支払うといっても断られることも多いみたいですね。
いいからたっぷり食べていきなさい! という店が多いのも、
韓国料理店取材の特徴ではないかと思います。
撮影も無事終わって、さあ取材終了というときに、
取材予定にない料理がどどっと出されたりもします。
それならこれも撮ろうかと、また撮影が始まったり。
一応、お仕事なので取材の詳細はまだ書けませんが、
冒頭のような美味しい焼肉の取材をさせて頂きました。
それらの肉を頂いていたところ……。
「ごはん食べますよね!」
という料理長さんの一言。
え! あ、あの! と戸惑っているうちに、
ごはんとともにスープまで運ばれてきてしまいました。
このスープがまた果てしなく感動ものの絶品。
牛スジを煮込んだスープで、まかないの定番なのだそうです。
スジとはいえ、もともとは最高級の牛肉。
店で出す料理ではないですが、これまた最高級に違いありません。
こうしたメニューにない料理を味わえるのも、
飲食店取材ならではの喜びだったりします。
飲食店のまかないって魅力的ですもんね。
むしろそっちに狙いを絞った取材もしてみたいくらい。
たぶん面白い記事になるのではと思います。
店名:Korean Dining KOSARI TOKYO
住所:東京都港区東麻布2-19-3ミレーヌ東麻布1階
電話:03-3582-1228
営業:11:45~14:30~18:00~翌1:00(月~金)、18:00~24:00(土、日、祝)
定休:不定休
http://www.kosari.jp/
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP92にも紹介されています。
<過去の関連日記>
(12月05日)東麻布「コサリ」で焼肉三昧&絶品デザート。