「かんっぱーーーい!!」
というまさに至福の瞬間。
この幸せそうな人たちは、みな「てじまぅる」のスタッフさんです。
多少、ボカシを入れましたが、満面の笑みは伝わるかと。
乾杯の瞬間って、ついついいい顔になっちゃいますよね。
この日は「てじまぅる」の全体戦略会議が行われた日。
そこに僕がなぜお邪魔していたかというと……。
こんな新作鍋が誕生したとの話を聞きつけたから。
「てじまぅる」といえば、豚肉のうまい店として有名ですが、
タッカンマリ(鶏1羽鍋)を筆頭に、鍋料理も各種揃えています。
鍋料理のシーズンである冬を向かえ、今年も新商品が登場という訳。
手間と技巧のひと品。トゥブジョンゴル(豆腐鍋)です!
って、書くとちょっと印象が地味かもしれませんね。
豆腐鍋といっても、ただ豆腐を入れる訳ではありません。
ひと口大に切った豆腐を2枚用意し、間にひき肉などの具を詰め、
セリなどの野菜で縛って軽く表面を焼いたものがメイン。
そのほか各種野菜、キノコ、肉団子などまで入った豪華な鍋で、
韓国では宮中料理のひとつにも数えられる贅沢な料理です。
さりげなくクルミのような堅果類が入っているのも宮中式。
スープはあっさり味なので、野菜の甘味がよく引き出されています。
ちょうど『サンデー毎日』にこの新商品が取り上げられており、
近いうちに食べに行こうと思っていたんですよね。
戦略会議の話を聞いて、これ幸いとお邪魔してきた次第です。
ちなみにこの料理は手間がかかるため事前の予約が必要。
この冬、忘年会に使おうと思っている方にはオススメの情報です。
この日はほぼ全員のスタッフが揃った大掛かりな会。
新作以外にも「てじまぅる」の名物鍋がずらり揃っておりました。
そしてちょっとだけ身内向けのアレンジもなされていましたね。
鶏1羽を丸ごと煮込むことで有名なタッカンマリも、
人数が多いことから、豪快に2羽(3羽?)いっぺんに調理。
タッカンマリならぬ、タットゥマリ(鶏2羽鍋)とでもいいましょうか。
まかない料理の本領発揮というような面白さがありました。
こちらは平田牧場産のソーセージとベーコンを使用したプデチゲ。
通常は缶詰のソーセージやランチョンミートを使うジャンクな料理ですが、
いい素材を使って作るため、仕上がりが実に上品です。
宴会当初、スープを注ぐ前に火をつけてしまうというハプニングがあり、
プデチゲ風の炒め物になってしまいそうだったのはご愛嬌。
「なにしてんだ! スープスープ!」
「あ、本当だ! す、す、すいません!」
というやりとりを聞きつつ、
僕はひとり、それもまた美味しそうかもと思っておりました。
プデチゲならぬ、プデボックム(軍隊炒め)。
あってもよさそうじゃないですか?
辛めのヤンニョムでソーセージとランチョンミートなどを炒めて、
麺サリ(トッピング)として茹でたラーメンと、最後にスライスチーズ。
探せば韓国のどこかにもありそうな感じですよね。
鍋以外にも魅力的な料理が登場しておりました。
三元豚の肩ロースを、大久保店の料理長が適当に炒めたもの。
醤油ベースで焼肉風のタレが、豚肉のうまみとよく合いました。
名前もない、メニューにもない簡単な料理だそうですが、
まかないとして作られる、こういう料理が美味しいんですよね。
ひとり部外者でしたが、スタッフのみなさんと和気藹々。
実に楽しく、また勉強になる時間を過ごさせて頂きました。
そして、もうひとつ。
この日はとあるイベントの相談で伺ったのも理由でした。
前々から金在浩社長と温めていた企画のひとつ。
「新大久保出前オフ会」の打ち合わせを行いました。
メールマガジン「コリアうめーや!!第155号」でも書きましたが、
韓国料理は多くの店で、近隣への出前を実施しています。
その中でも代表的な出前料理を集め、一挙に味わおうとの企画です。
これまでもアイデアはあったのですが、悲しいかな場所がなかった。
でも、その場所の問題を一気に解決してくれたのがこの日の会場です。
タイトルにある「イーストアジアン新宿」というのは、
「てじまぅる」が運営する新大久保の便利なフリースペース。
3~40人規模の宴会ができ、キッチンや食器類なども揃っています。
料理は「てじまぅる」系列店からのケータリングが可能なため、
現在はここを利用した忘年会プランなども用意されています。
(詳細についてはぐるなびのページを参照)
それをヒントに、オフ会ではそのケータリングを1歩押し進め、
新大久保全域からのケータリングで盛り上がろうというわけです。
とりあえず現時点で確定しているのは以下の通り。
日程:2008年1月19日(土)
時間:14時から17時頃まで(変更の可能性もアリ)
趣旨:新大久保の料理を出前で楽しむ
予算:4~5000円程度の会費制(場所代なども含む)
定員:30名程度
といった感じで考えております。
参加を希望される方は、この記事にコメントをつけて頂くか、
あるいは僕のほうまで直接メールでご連絡ください。
メールアドレス
hachimax●hotmail.com(←●を@にかえてください)
詳細については随時このブログにて発表します。
たくさんの方のご参加をお待ちしております!
店名:イーストアジアン新宿
住所:東京都新宿区百人町1-12-2セイザ新宿301号
電話:03-6413-7104
営業:応相談
定休:なし
http://r.gnavi.co.jp/a359600/custom1.htm
※この店は『東京 本気の韓国料理店』のP117にも紹介されています。
9 Responses to 新大久保「イーストアジアン新宿」で鍋三昧とオフ会告知。