八丁堀にある讃岐うどんの名店「讃岐流明治亭」。
ここには夜な夜な、熱烈なスンドゥブチゲ好きが集結しています。
これまでの会合はコチラの記事、コチラの記事をご参照のこと。
今宵も10人のスンドゥブチゲ好きが集って試食イベントを開催。
都内で手に入る、市販のスンドゥブチゲを食べ比べました。
エントリーされた商品は全部で4つ。
・CJ「パジラクスンドゥブ」
・五星商事「宗家純豆腐」
・モランボン「大人のためのスンドゥブチゲ」
・丸大食品「スンドゥブ」
CJだけが韓国の会社で輸入された商品です。
韓国では大手の会社なので、都内の韓国スーパーでもおなじみ。
残り3社の製品が今秋発売になった新商品です。
それぞれを同じ材料、同じ要領で調理し、
ブラインドでどれがいちばん美味しいか試してみました。
始まる前は、
「違いがわかるかな……」
という声も多かったのですが、食べてみると予想外に違いは歴然。
それぞれに顕著な個性があるということがわかりました。
以下は、僕の感想も含む、それぞれの印象です。
1、CJ「パジラクスンドゥブ」
本場、韓国で市販されている商品だけあって、
他の3商品よりも辛さという点でまず抜きん出ていました。
鍋が運ばれてきた途端、辛さを含んだ香りが漂うといった感じです。
本場の味に慣れていれば、この程度の辛さは普通なのですが、
日本の感覚で食べるには、やや辛さが強いのでしょう。
全体的な味のバランスとしては、やはり本場物といった印象です。
2、五星商事「宗家純豆腐」
全部の商品の中で、いちばん甘味が強く出ていました。
唐辛子系の味付けではなく、コチュジャン系の味付けに感じます。
辛さの中に、強い甘味を持たせて濃厚な味を作っています。
3、「大人のためのスンドゥブチゲ」
全部の商品の中で、もっともあっさりした味です。
商品名に「大人のための」とありますが、辛さはだいぶ穏やかです。
辛い料理が苦手なひとには、よいのではないかとの印象でした。
あっさり味なので、いろいろなアレンジにもいいかと思います。
4、丸大食品「スンドゥブ」
全部の商品の中で、もっとも濃厚なうまみを感じます。
パッケージには辛口とありますが、辛さはほどほどといった印象です。
ベースがしっかりしているので、アレンジにも向く気がします。
また、残り3つの商品はすべて素を水で溶いて使いますが、
丸大食品製品だけは、ストレートのまま豆腐や卵を入れて作ります。
そのぶんパッケージは他の3商品よりもひと回り大きくなりますが、
誰が作っても、味がブレないというメリットもあるようです。
ということで4商品食べて、どれが美味しいかという判断は、
それぞれの違いがくっきり出たことで、丸大食品製品に評価が集中。
ほぼ全員が関係者であることを考えると、当然の結果ではありますが、
ブラインドでもしっかり自社製品がわかったということに、
「よかった!」
という安堵の声が漏れていたのが印象的でした。
そしてここからは中の具をアレンジする食べ比べに。
丸大食品製品を使用しつつ、いろいろな具を試してみました。
スライスチーズとトマトを入れたイタリア風のスンドゥブチゲ。
青山に本店を持つ「東京純豆腐」にもよく似たメニューがありますね。
韓国料理としては、やや横道に外れたアレンジですが、
イタリア料理方面のアレンジは、意外に韓国料理とよく合います。
韓国料理とチーズの相性はすでにいうまでもないですが、
トマトという野菜も、煮込むと意外な魅力を発揮します。
おでんに入れたトマトが美味しい! というのと同じような衝撃。
スンドゥブチゲにトマトというのも充分にアリです。
こちらは大量のニラと大量のニンニクを入れた激臭スンドゥブ。
食べた途端に、鼻の奥から脳天にガツンという衝撃が抜けていきます。
思わず眉間のあたりがくらくらーっとなるほど強烈な香りです。
ただ、最初のひと口こそニンニクの香りにやられますが、
食べ進むうちに、意外と平気になってしまったりも。
外ではオススメしませんが、自宅でやるなら好きな人にはいいかも。
唐辛子の増量とともに、刺激を求める人へのアレンジです。
最後はいつも通り、モチモチのコシが自慢の讃岐うどんでシメ。
各種刺激物にさらされた胃と食道を、優しくなだめてくれました。
といった感じにこの日のスンドゥブチゲ試食イベントも終了。
2次会はカラオケになだれ込んで、楽しい1日となりました。
店名:讃岐流明治亭新富町本店
住所:東京都中央区新富1-17-6
電話:03-3552-1665
営業:11:00~24:00(月~金)、11:00~14:00(土、日)
定休:なし
<過去の関連日記>
(07月26日)八丁堀「讃岐流明治亭」でスンドゥブチゲ。
(08月08日)八丁堀「讃岐流明治亭」で誕生日ケーキ。
(09月18日)丸大食品の「スンドゥブ」を西友赤羽店でゲット。