最近また仕事が忙しくなり、ブログの更新が滞っています。
7月、8月、9月あたりまで、忙しさは続きそうな見込みなので、
ブログのほうも、そのくらいまで飛び飛びが予想されます。
できるだけ隙間の時間を見つけて、更新するようにはしますが、
なかなか作業ができないときもあると思いますのでご理解ください。
この日はえーと、もうずいぶん前の日付になってしまいましたね。
銀座のランチ探索を続けており、ちょっと高級店へと突撃。
交詢ビルの4階。飲食店フロアの一角を占める「銀座南漢亭」です。
「南漢亭」といえば古くから荻窪で営業を続ける有名店。
そこの姉妹店で、より高級感を出したのがこちらのお店です。
よってランチといえども高級感は抜群。
最初の写真が冒頭のホバッチュク(カボチャ粥)だということは、
この後、コースの形態で順番に料理が出てくるということです。
宮中料理や韓定食など、ある程度フォーマルな飲食店では、
食事の最初に少量のお粥を出すのが、ほぼ決まったサービス。
これで胃を動かし、食欲を増進させるのが目的です。
ホバッチュクを食べ終えて、いよいよ本格的なコースに突入です。
もちろんランチですから、そこまで料理数は多くないですけどね。
一品ずつ出されるので、それぞれの集中して味わうことができます。
こちらの料理はセンチェ(生菜)と呼ばれておりました。
生野菜を用いた野菜料理を総称してセンチェと呼びますが、
ここではサラダ的なポジションに置かれているものと思われます。
野菜は水菜、カイワレ、千切り大根をベースとして、
ミニトマト、パイナップル、黒いゼリーが加えられています。
また、ドレッシングがわりにヤンニョム(薬味ダレ)がかかっており、
唐辛子系のピリッとした辛さがあるサラダです。
「辛かったらパイナップルで舌をなだめてください」
とは料理を運んでくれた店員さんの弁。
高級店だけにさほどの辛さではないだろうと予想していましたが、
ベースのカイワレや大根も含め、それなりの辛さがありました。
味付けは上品ですが、しっかりとした辛さを持たせたという感じ。
確かにパイナップルの甘味と酸味がよく効いています。
また、黒いゼリーは「亀ゼリー」だとのこと。
中華系の食材ですが、クーポンのお土産にも使われており、
こちらの店では、重宝している食材のようです。
ホウレンソウ、ゼンマイ、キャベツを使った3種類のナムルと、
白菜キムチ。これもコースの一品に含まれておりますが、
おそらく後の食事用に残しておくほうがベターでしょう。
日替わりの「本日の逸品」がコースのメインディッシュ。
この日はチェユッポックム(豚肉の炒め物)が出てきました。
タマネギや白菜キムチなどと豚肉を炒めた料理ですが、
タケノコが入って食感がよかったり、豚肉がとても柔らかかったり。
オーソドックスな料理にしては、上品で美味しかったです。
食事は以下の4種類から選ぶことができます。
僕はキムチチゲを選択してみました。
これがまた、絶妙の辛さでなんとも美味しかったですね。
突出した辛さはないものの、じんわりとした全体的な辛さはある。
具として加えられている豚肉、白菜キムチなども含め、
上品ながらも、かなり上手にバランスをとった味わいです。
食材的にひとつ前の「本日の逸品」と重なった面もありましたが、
久しぶりに美味しいキムチチゲを食べられて満足でした。
そしてデザートがまた凝った品でしたね。
手前左が4分の1サイズに切られた薬菓(揚げ菓子)。
その右が『大長今』にも出てきたカンナン(生姜の菓子)。
奥にちらっと見えているのが五味子のゼリー。
それと左奥の柚子茶がついて、贅沢な一皿になっています。
カンナンなんて作るの大変なはずなんですけどね。
これだけの料理が出て1人前2200円ならまずまず。
普段使いにはちょっと高いですが、特別な席にはよさそうですね。
これ以外にも、いくつか値段の高いコースも用意されています。
店内は席数が少ないので、大勢での来店は向きません。
4人まで座れる、個室がひとつあるみたいですね。
落ち着いた雰囲気で食事をしたいときは、そちらがよいでしょう。
ランチ過ぎの時間帯でしたが、女性の1人客もいました。
いずれはディナーでも食べてみたいですね。
ディナーは7500円から、いろいろなコースがあるようです。
店名:銀座南漢亭
住所:東京都中央区銀座6-8-7交詢ビル4階
電話:03-5537-7702
営業:11:30~16:00、17:00~23:00(月~金)、11:30~16:00、17:00~23:00(土、日、祝)
定休:なし
2 Responses to 銀座「銀座南漢亭」でランチ雪膳。