健康診断の無罪放免を記念して目いっぱい飲むことにしました。
といってもこの時点では糖尿病ではない、程度の結果でしたけどね。
最初の健康診断を受けた(朝ごはんを食べて怒られた)日の午後。
まだ肝機能などの結果は出ていない時点での無罪放免ですから、
半分程度の安心感で、とあるパーティに参加させて頂きました。
会場は僕が検査を受けた病院と同じ建物の3階。
検査をして頂いた先生は、古くから日韓関係に携わっており、
このほど、病院の上階を改築し留学生会館を設立されました。
いわば私設の留学生用寄宿舎というわけですね。
いずれこの留学生会館についての詳細情報も書きますが、
布団さえあればすぐに生活できるという、便利な施設でした。
場所が神奈川県の新川崎(鹿島田)というところなので、
実際に利用するには、学校の場所が限定されそうですけどね。
ともかくも新築の留学生会館は非常に住み心地がよさそうでした。
留学生会館の3階にある憩いの場に関係者が集合し、
先生と懇意にされている料理人の方が出張で腕を振るいます。
僕にとっても体調不安から一部解放された幸せの宴会。
旬の食材を使用した、贅沢なご馳走を堪能させて頂きました。
冒頭の写真、鶏肉と野菜を和えた中華クラゲを皮切りに、
食べきれないほどの料理がずらずらと並びました。
夏らしいトウガンの煮物、鶏のひき肉あんかけ。
前菜風の3品盛り合わせは、小ナスのオランダ煮、
二身シイタケ、夏ゴボウとすり身のしのだ巻きというラインナップ。
料理の解説ひとつひとつに、おおーという歓声があがります。
山芋の磯辺揚げ……と思ったら食感が違います。
なんだろうと不思議に思っていたら、正体はレンコンでした。
レンコンの磯辺揚げ。中にウズラのひき肉を詰めてあります。
牛肉とゴボウの煮物、実山椒風味。
とれたてで甘味の強いブロッコリーが添えてあります。
山椒の実の香りが際立っていて美味しかったですね。
こってりした味わいに対し、いいアクセントになっていました。
この後、カマスの幽庵焼き(ヤマモモ添え)があったのですが、
どうしたことか、その写真だけが見当たりませんね。
いつもきちんと写真を撮っているつもりで、何か忘れます。
飲んでいると、だんだん頭が働かなくなってくるんですよね。
写真は一見パイのようでもありますが、ハマグリのリゾット。
貝の身は固くなるのでほんの少量だけ加えた、とは料理人さんの弁。
いい感じに酔っ払ってきたところへの、ごはんものは嬉しかったです。
生ハムのワラビ巻きは、先生宅の冷蔵庫にあったものの流用品。
こういう料理をさっと作れるのはさすがですよね。
クジラの干物などという珍味もありました。
固そうですが、見た目に反し柔らかい食感に驚きました。
デザートの1皿目。
ビワに見えますが、食べてみたらなんと和菓子でした。
では、その手前にあるのも饅頭か? と思ったらこちらは梅。
青梅を砂糖漬けにしたものでした。
1皿で2度騙されるという貴重な体験です。
2皿目のデザートは果物。
メロンとチェリーで口をさっぱりさせて終了です。
この宴会1時半頃から始まったのですが、終了時間が10時過ぎ。
ビール、安東焼酎、日本酒(越の寒梅、男山)はおろか、
モンゴル産のウオッカまでがポンポンあいていたのが印象的でした。
明らかに飲みすぎですが、お医者様が同席した飲み会なので心配なし。
しかも場所が留学生会館ですから、酔いつぶれても問題ありません。
いい感じのへべれけになりつつ、それでもちゃんと帰りましたけどね。
自らの健康な身体と留学生会館のオープンを祝う、楽しい宴会でした。
<過去の関連日記>
(06月21日)コリアン・フード・コラムニストの健康診断(1)。
(06月22日)コリアン・フード・コラムニストの健康診断(2)。
(06月23日)コリアン・フード・コラムニストの健康診断(3)。
6 Responses to 無罪放免記念!留学生会館オープンパーティ。