韓国料理の宴会を全面的に任されることがあります。
人数とだいたいの予算を伝えられ、店からメニューまでおまかせ。
悩ましくもありますが、韓国料理の魅力を伝えるチャンスでもあり。
新大久保の盛り上がりを広く知って頂くのもよいことです。
普段の幹事よりも力を入れて、韓国料理の夜をプロデュースです。
この日は人数10人、家庭料理希望、できれば低予算とのことで、
迷わず会場を大久保の人気店「土地」に決定しました。
たいていの韓国料理はありますし、アットホームな雰囲気も魅力。
かつ、生ビール1杯300円という安さも自慢のお店です。
問題となったのは予約だけでしたが、これも早めの電話でクリア。
大混雑必至の金曜日に、10人の予約が取れたのは奇跡です。
後は直接店まで出向いて、お母さんと料理の相談。
参加者のほとんどが韓国料理ビギナーであることを考えて、
メジャーな料理を多めにしつつ、種類豊富な内容を心がけました。
冒頭の写真、チャプチェ(春雨炒め)に加え、
キムチ盛り合わせ、
ナムル盛り合わせを前菜がわりに。
現在の「土地」ルールではパンチャン(副菜)のおかわりはなし。
メイン料理が出るまでの間を、もたせる料理が必要になります。
このあたりをぼちぼちとつまんでいるうちに……。
最初のメイン、サムギョプサル(豚バラ肉の焼肉)登場。
家庭料理店のサムギョプサルなので、肉質はごく普通ですが、
サンチュやエゴマの葉で包んで食べる楽しさで場が盛り上がります。
特にこの日はエゴマの葉が、予想をはるかに超えての大人気。
終了後に「韓国広場」に立ち寄り、買って帰る人も出たほどでした。
ちなみに注文した量は3人前×2テーブルです。
焼肉メニューでひと盛り上がりを作っておいて、
韓国料理の醍醐味である、鍋料理へと向かうルートを作成。
鶏肉と野菜を甘辛く煮込んだタットリタンです。
鍋は2種類頼みましたが、とりあえずひとつが先に来ました。
2テーブルあるのに、どうしたものかとも思いましたが、
取り分けてみると、10人に取り皿1杯半くらいはあった感じ。
同じ鍋を2つ頼むという考え方もありましたが、
ここは2種類をひとつずつで、正解だった模様です。
韓国人との宴会なら、迷わず同じ料理をたくさん頼みますが、
日本人との宴会であれば、量より種類多めがいいですね。
「土地」名物のチーズチヂミも注文。
山芋を練り込んだマチヂミとの2種類を1、5枚ずつ。
1枚が8ピースなので、苦肉の策としてハーフを作って頂きました。
これでひとり1ピースを食べて、2ピースずつ残ります。
残ったぶんは、希望者を募って持ち帰りにしました。
珍しいところでコルベンイムッチム(ツブ貝の和え物)も注文。
もうひとつの鍋はプルラクジョンゴルにしました。
牛肉とテナガダコを具に入れた辛い鍋料理です。
足らないようなら、ごはんかラーメンを入れるつもりでしたが、
料理数もあったので、それなりにみなさん満腹になった様子。
ここまででお開きということにしました。
ドリンクはマッコルリを中心に飲んで、ひとり3300円のお会計。
店への負担のほうが気になるくらいの破格値ですが、
ともかくも、これでだいたいのリクエストを達成できたはずです。
以上、裏幕も含む、韓国料理宴会の組み立て方でした。
なお、帰り際にお母さんからランチ復活の話を聞きました。
まずは予約限定で、段階的にランチ営業を始める予定とのことです。
店名:土地
住所:東京都新宿区百人町1-24-10日の出マンション1階
電話:03-5330-5430
営業:17:00~24:00(予約限定でランチ開始?)
定休:なし
<過去の関連日記>
(02月16日)大久保の「土地」でチーズチヂミ。
(02月18日)一昨日に続き「土地」でチヂミ三昧。
(03月31日)大久保の「土地」でチヂミ3種4枚。
(11月04日)大久保「土地」で久々のチーズチヂミ。
(11月16日)大久保「土地」が4軒ハシゴの終着地。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月22日)大久保「土地」でタットリタン。
(03月07日)大久保「土地」でチーズチヂミ&プデチゲ。
(04月06日)大久保「土地」でスンデクッパプ。
4 Responses to 大久保「土地」で10人宴会プロデュース。