虎ノ門で「THE焼肉ムービー プルコギ」を見た後、
やはりというか、胃袋が完全に焼肉モードになっておりました。
今すぐにでも焼肉が食べたい。それもホルモンが食べたい。
そんな震えがくるような欲求とともに、向かったのは銀座4丁目。
ホルモンの名店と呼び声の高い「王十里」です。
この店に初めて来たのは2005年5月頃だったと思います。
知り合いの方に連れられて、絶品のテッチャン(大腸)を食べました。
いつかまたと思っていたのですが、今日こそまさにその機会。
場所的にもここしかないだろう、とやってきた次第です。
エリア的に多少値段は張りますが、映画を見ての高まり、
気分の高揚を考えると、そのくらいの出費は覚悟せねばでしょう。
冒頭の写真が看板メニューの特上ミノと特上ホルモン。
右側の3ヶがミノで、左の4ヶがホルモン=テッチャンです。
とりあえず1人前ずつ頼んで、ほかを追加することにしたのですが、
これだけをたっぷり食べるべきだった、と後悔するほどの絶品。
軽快な歯触りのミノと、ボリューム満点、脂どっさりのホルモン。
口の中をテカテカにしながら、美味しいビールを飲みました。
この店はサイドメニューも魅力がいっぱい。
日本では珍しいポッサムキムチがメニューにあります。
白菜の外葉で大きく包んだキムチがテーブルに運ばれ、
ハサミでカットすると、中から食材がどっさり。
エビ、タコといった海鮮食材や、大根などの野菜が詰まっています。
ホルモン系の焼肉をつつきながら、こちらで舌をリフレッシュ。
ユッケなども頼んでみました。
ただ、不思議だったのが肉の下に敷かれている白い千切り。
ユッケには梨の千切りが定番ですが、食べるとどうも大根っぽい。
歯触り、独特の辛味から、間違いなく大根だったと思うのですが、
ユッケに大根の千切りって、ありえる調理法なのでしょうか?
店員さんも「下の梨と混ぜて……」と言っていたので、
いつもは梨が普通で、今日だけたまたま大根だったのかとも。
自分の舌のほうが信じられない、不思議な味でした。
残念なことに特上ハラミがこの日は品切れ。
やむなく店員さんに勧めて頂いた特上カルビを注文したのですが、
こちらはちょっと脂が勝ちすぎていた印象でしたね。
ホルモン系の見事さに比べると、正肉系は色あせる印象です。
極端なことを言えば、ホルモン系だけで攻めてよい店かとも。
あるいは前回来たときに食べた海鮮鍋なども名物料理らしいので、
そちらと組み合わせて、食べてもよいのかもしれません。
ただし、海鮮鍋も具が豪華なので、値段はそのぶん張るようです。
最後のシメには韓国手打ちそうめんを注文しました。
そうめんと書いてありますが、麺の太さはうどんに近いですね。
韓国でいうカルグクス(韓国式手打ちうどん)のような麺料理です。
あったかい麺料理をすすりこんで、この日は打ち止めとしました。
次回来ることがあったら食べ逃したハラミを食べたいですね。
ポッサムキムチをつまみつつ、ハラミ、ミノ、ホルモンをたっぷり。
夏季限定の冷麺でシメる、なんてのが理想かもしれません。
店名:王十里(おうじゅうり)
住所:東京都中央区銀座4-8-11善隣ビル1、2階
電話:03-3538-5866
営業:月~金 17:00~翌1:00(月~金)、17:00~23:00(土、日、祝)
定休:第1、3日曜日
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