金曜日の記事としてあげますが、実際には土曜日の夜です。
夜の遅い時間に「土地」をのぞいたら、珍しくガラガラでした。
内装を少しリフォームしたみたいで、多少雰囲気が変わっております。
壁紙を張り替え、キッチン前には料理の写真も掲げられました。
店のお母さんも、
「どう、きれいになったでしょ?」
と嬉しそうでした。
確かに小物なんかも新しく飾られておりましたね。
この日はひとりだったので生ビールとスンデクッパプを注文。
スンデは豚の腸に春雨などを詰めた料理。クッパプはスープごはん。
簡単な食事メニューとして、韓国の市場などでも売られています。
手前にあるのがスンデ。奥は茹でた豚のレバーです。
スンデクッパプにはレバーのほか、いろいろな内臓が入ります。
慣れないとグロテスクにも感じますが、栄養価は非常に高い料理です。
ただ、レバーだけはちょっとパサパサでしたね。
好みによってタデギ(唐辛子ペースト)を加えても可。
韓国人であれば、最初からたっぷり入れて激辛にするのでしょうが、
味に飽きた中盤以降にちょっと入れると舌が新しくなります。
韓国料理はやっぱり辛味があったほうが美味しいですしね。
「ネギのキムチ食べる?」
と厨房から聞かれたので、
「食べる食べる!」
と答えたら、なんかどっさり頂きました。
左下の皿、細ネギのキムチでごはんを巻いて食べると美味です。
テンジャンチゲ(味噌チゲ)とも相性のいいキムチですね。
と、ここまで書いてこれからが本題。
「土地」常連の方ならすでにご存知かとも思いますが、
パンチャン(副菜)の皿数が6皿から5皿に減りました。
また、3月に書いた前回の日記でもお伝えした通り、
パンチャンは最初の1回のみでおかわり不可となったようです。
おかわり自由というのは韓国料理での一般的な話ですが、
どうやら少ない注文でパンチャンのおかわりだけを繰り返し、
安くあげよう、というお客さんが増えて困ったみたいです。
生ビール300円、サワー類が250円という低価格の店だけに、
タダのパンチャンで粘られては、とうてい採算が合わないのでしょう。
個人的には値段を上げるのがいちばんの対策とも思いますが、
少しでも値上げをすると、やはり反応が返ってきて難しいとのこと。
現状では、いろいろなルールを作ってやっていくしかないようです。
韓国的なルールに慣れた方には、多少窮屈に思えるかもしれませんが、
もろもろの事情から考えると、仕方ない面が強いように思います。
今後は、最低でも人数分の料理を注文する、
といったルールを新しく設けることも検討しているようです。
これもまた、苦肉の策といったところでしょうね。
現状はまだこれらの「土地」ルールが浸透しておらず、
それを伝えるお母さんも、決して日本語が堪能だとは言えません。
韓国的な常識とは異なるルールであるため、誤解も生じているらしく、
僕のところにも不満の声がいくつか届いています。
気持ちはよくわかりますが、お母さんひとりで切り盛りしている店。
そのあたりは理解して頂くよりほかないように思います。
今後「土地」に行かれる場合は「土地」ルールを考慮しつつ、
そういう店だということを前提に行かれることをおすすめします。
また、そのルールもきっちり固まったわけではないので、
今後、様子を見つつ、いろいろ変わっていくことが予想されます。
そのあたりは、行かれるみなさんで随時ご確認ください。
僕のほうでも通いつつ、できるだけフォローできればと思っています。
店名:土地
住所:東京都新宿区百人町1-24-10日の出マンション1階
電話:03-5330-5430
営業:17:00~24:00(ランチは現在休みとのこと)
定休:なし
<過去の関連日記>
(02月16日)大久保の「土地」でチーズチヂミ。
(02月18日)一昨日に続き「土地」でチヂミ三昧。
(03月31日)大久保の「土地」でチヂミ3種4枚。
(11月04日)大久保「土地」で久々のチーズチヂミ。
(11月16日)大久保「土地」が4軒ハシゴの終着地。
▲(2006年)
▼(2007年)
(01月22日)大久保「土地」でタットリタン。
(03月07日)大久保「土地」でチーズチヂミ&プデチゲ。
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