先日のオフ会で会った方々と、赤坂で飲むことになりました。
かねてより噂を聞いており、1度行ってみたいと思っていたこのお店。
赤坂の有名店「兄夫食堂(ひょんぶしょくどう)」です。
芸能人の来店も多く、店内にはたくさんの色紙が掲げられています。
韓国のエンタメファンであれば、色紙を肴に飲めるくらいかもですね。
僕は芸能方面よりも、まっすぐ食方面へと一直線。
ポッサム(茹で豚)が美味しい、という話を聞いていたのですが、
頼んでみると、ちょっと意外なスタイルで出てきました。
カセットコンロの上にお湯を張った鍋とセイロが置かれています。
中をあけてみるとこんな感じ。下煮した豚バラ肉が並んでいます。
韓国では稀にこういうスタイルのポッサムも見かけますが、
たいていは茹でた豚肉を薄切りにして大皿で出す料理です。
テーブルで蒸すため、アツアツの状態で食べられるのは魅力的。
蒸したての豚肉とキムチを白菜で包み、大口開けてガブッと食べます。
日本だとアツアツのポッサムを出す店って少ないんですよね。
豚の脂もとろけ出て、最初の1品から満足のゆく味わいでした。
この日は7人だったので、いろいろと注文できました。
定番のチヂミあたりを食べつつ、
網焼きのテジカルビ(豚カルビ)。
コプチャンジョンゴル(ホルモン鍋)。
コプチャン(牛の小腸)はちょっと脂が乗りすぎの感じでしたが、
全体的な味付けとしては、いい感じに収まっていたと思います。
韓国の鍋料理は汁を残してはもったいないので、
具をすべて食べた後には、ごはんを入れて炒めてもらいます。
写真はごはん3人分。厨房に持ち帰って炒めてもらったのですが、
テーブルに戻ってきたら、ハート型になっておりました。
こういう細かなサービスは嬉しいですよね。
ごはんを食べた後に、さらなるシメの冷麺。
麺が若干緑色をしているのがわかるでしょうか。
緑茶かヨモギあたりが練り込まれた麺かと思います。
金曜日の夜だったこともあり、店内はかなりの混雑でした。
1階、2階、4階とけっこうなキャパシティがあるんですけどね。
あらかたのメニューは揃っているし、どの料理も外れません。
漠然と「韓国料理が食べたい」という希望には最適の店でしょう。
特に韓国料理ビギナーには、ありがたい存在の店だと思います。
韓国料理も食べ歩きすぎると特別な何かを求めがちですが、
こういうオールマイティな店のほうが、まだまだ需要は高いはず。
激戦区の赤坂で高い人気を誇る理由がよくわかりました。
最後に情報ですが、営業時間が4月から変更になるようです。
今までは24時間営業でしたが、今後は「11:00~翌5:00」に。
また今年2月8日には初の支店が渋谷にオープンしたそうです。
店名:兄夫食堂赤坂店(ひょんぶしょくどう)
住所:東京都港区赤坂2-13-17シントミ赤坂第2ビル1階
電話:03-5575-3884
営業:11:00~翌5:00
定休:なし
http://www.hyungboo.com/
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