3月20日にオープンしたコチラの店に行ってきました。
すでに「ニュース&情報」の記事でもオープンだけお伝えしました。
もともとは韓定食店を目指したようですが、場所を考慮し方針転換。
ソルロンタン(牛スープ)メインの家庭料理店に落ち着いたようです。
大久保通り沿い、明治通りとぶつかる交差点そばのオリジン弁当2階。
「鳳雛チムタク大久保店」のナナメ向かいにあたりに位置します。
まだオープン間もないため、お客さんはまばらでしたが、
そこまで広いお店ではないので、むしろ落ち着いて飲めました。
4人がけのテーブル3つに、10人程度の座敷があるだけ。
少人数でまったりとするくらいが、ちょうどいいと思います。
冒頭の写真は、ソルロンタンの専門店にはつきもののスユクです。
ソルロンタンは牛肉、牛骨、内臓などを煮込んで作るため、
煮込んだ牛肉はそのまま引き上げてスープの具として使います。
それをおつまみ用として、スープなしで出すのがスユクという料理。
これで焼酎を飲み、シメにスープというのが定番のコースです。
こちらの店では牛頬肉とトガニ(ひざ軟骨)の合い盛りでした。
皿の左側に見えるのが頬肉で、右のゼラチン質な部位がトガニです。
頬肉はよく見ますが、トガニを盛り付けるのは珍しいですね。
クニクニとした歯触りと、豊富なコラーゲンが魅力です。
店のママさんが食べ方を丁寧に教えてくれました。
頬肉のほうは、白髪ネギにサムジャン(味噌)を乗せて。
トガニのほうは特製のマスタードソースで食べます。
ほかにも酢醤油、アミの塩辛なども用意されていましたね。
いろいろな味で楽しめるのは、なかなかにポイントが高いです。
具がどっさり入ったヘムルチヂミ(海鮮チヂミ)。
食べてみると生地にほんのりとした甘味がありました。
こちらはサービスで頂いたコンニプチャンアチ。
ケンニプ(エゴマの葉)ではなく、大豆の葉を味噌に漬けています。
エゴマの葉を使ったチャンアチはよく見ますが、
豆の葉を使ったものは、ずいぶんと珍しいですね。
僕も過去に数回しか食べたことのない料理ですが、
ガサガサとした食感で、エゴマの葉ほど評価していませんでした。
でも、この豆の葉のチャンアチは滑らかな食感でびっくり。
豆の葉も美味しい、ということを学ばせて頂きました。
ただし、残念ですが、これは売り物ではないそうです。
韓国から送って頂いたもので、いつもある訳ではないとのこと。
宮殿サラダという名前がついていました。
トガニを食べたときの、マスタードソースがかかっていました。
シメにはやはり看板料理のソルロンタン。
ただ、オープン当初であるせいか、若干濃さが物足りない印象。
お客さんが増えて、大量に仕込むようになってこれば、
またもう少し濃厚なソルロンタンになるのではないでしょうか。
以前はこの店の向かいにソルロンタンの店があったのですが、
2005年2月に閉店し、「ボンジュク大久保店」に変わりました。
場所的にもちょうど同じような位置ですからね。
ぜひとも美味しいソルロンタンを作って欲しいと思います。
全体的な印象としては、細かい部分を頑張っている店という感じ。
副菜や、タレといったあたりを、丁寧に作っているのは好印象です。
オープン当初だけでなく、今後も続けていって欲しいですね。
こまめに通いつつ、今後に期待したいと思います。
店名:宮殿
住所:東京都新宿区大久保1-4-20
電話:03-3200-7108
営業:11:30~24:00
定休:日曜日
2 Responses to 新大久保「宮殿」でスユク&ソルロンタン。