韓国から来ている友人が住む留学生寄宿舎へ遊びに行きました。
彼がどんな生活をしているかのぞきに行くとともに、
手作りのキムチチゲを振舞ってもらう、というのが目的です。
夕食時をめがけて、電車を乗り継いで行ってきました。
行ってみると、さすがに留学生寄宿舎だけあって多くの学生がいます。
東洋圏の学生と、西洋圏の学生が流暢な日本語で会話をしており、
「なるほど。ここの共通語は日本語か!」
などとごくごく当たり前のことに驚いたり。
もちろん理系の学生などは、英語が共通語だったりもするようですが、
基本的にどの学生も日本にいるのだから日本語が話せます。
そういえば僕も韓国にいた頃は、いろんな国の人と会話をしましたね。
クラスメートが中国人だったり、アメリカ人だったり、ロシア人だったり。
共通語が韓国語であり、同じような文法と単語しか学んでいないので、
韓国人と話すより上手にコミュニケーションがとれたりもします。
下手をしたら、日本人同士なのに韓国語で話していたりとかも。
外国人ばかりが生活している空間というのは、
とかく言葉の観念がむちゃくちゃになっていくものです。
それが語学習得への早道だったりもしますけどね。
友人の作ってくれたキムチチゲはやはり本格的。
発酵の進んだ酸っぱいキムチを使い、具には豚バラ肉がゴロゴロ。
しかもブロックを大きく切った贅沢な豚バラ肉です。
ザク切りにしたキムチと、シイタケなどもたっぷり入っています。
ミョルチチョリム(ジャコの煮物)と、韓国海苔が用意され、
キムチチゲとは切っても切れない関係にあるケランマリ(卵焼き)も。
友人はちょっと失敗した、などと謙遜しておりましたがなかなかどうして。
男の手料理としては、充分な出来栄えだったように思います。
特にキムチチゲは絶妙の酸味で、たまらなくうまかったですねえ。
3合炊きの炊飯器で、限界ギリギリの3合以上を炊いたというごはんが、
男3人だったとはいえ、それこそあっという間になくなりました。
ごはんが進んで仕方がない、というのがチゲへの最高の賞賛です。
留学生寄宿舎のキッチン兼ダイニングで料理を頂いたのですが、
多くの留学生が住むだけあって、炊飯器がずらりと並んでいました。
各階にキッチンがあるようなので、これでもごくごく一部です。
おそらく東南アジア圏の学生がごはんを作っていたのか、
タイ料理店かインド料理店に入ったような、香りも漂っていました。
さまざまな国の学生が、同時にごはんを作っている姿は壮観ですね。
僕も留学時代はキッチンのある寄宿舎に住んでいたので、
その頃の懐かしい記憶が、ぶわっとよみがえってきました。
4 Responses to 友人の留学生寄宿舎で手作りキムチチゲ。