家に帰ると宅急便でこんな荷物が来ておりました。
百歳酒の紙袋を、ガムテープで止めて梱包してあります。
中を開けてみると……。
緩衝材で大事にくるまれた酒のびんがゴロゴロ。
ちょっと早いお歳暮……というわけではなく、
麹醇堂の方が新製品を試飲用として送ってくれたのでした。
韓国の薬酒「百歳酒」を作っている会社です。
先日、メルマガを書くために問い合わせをしたところ、
実に丁寧な回答を頂き、またメルマガの内容にも喜んで頂きました。
そんな縁から、貴重な新製品をご提供頂いた次第です。
コリアうめーや!!第135号 韓国定番商品の日本版を徹底チェック!!
http://www.koparis.com/~hatta/koriume/koriume135.htm
左が新商品のマッコルリ。「米夢」と書いて「マイム」と読みます。
韓国では発売されておらず、日本限定商品として展開するそうです。
右は韓国でも発売中の「別(ピョル)」という清酒風の醸造酒。
日本酒とは少し異なり、ラベンダーの香りがつけられております。
せっかくなので、早速味見をしてみました。
甘味が強く、のってりと濃いですが、後味は意外に爽やかです。
マッコルリ特有の酸味や発泡感が少なく、非常に素直な印象。
どこか甘酒にも似た味わいですが、最後に酒らしさもかすめます。
非常に飲みやすいマッコルリというのが感想でしょうか。
聞くところによるとこのマッコルリ、原料はうるち米ですが、
なんと贅沢なことに利川産の米を使用しているのだとか。
利川米といえば、かつては王様にも献上された韓国随一のブランド米。
わざわざ「純米マッコルリ」を掲げているのも頷ける話です。
「なるほど……」
と感心しながら飲んでいたのですが、
甘酒風の濃さ、純米というキーワードから、ふと思いついたことがひとつ。
こういうタイプのマッコルリならもしかして……。
と、かなり邪道な飲み方ですが、燗をつけてみました。
おそらく麹醇堂の開発者さんが見たらえらく怒るでしょうね。
でも好奇心に勝てず、ぬる燗、熱燗と少しずつ温度を変えつつ、
ホットマッコルリを試してみたところ……。
「濃い純米だけに熱燗で飲むとお粥っぽい!」
という不思議な発見がありました。
グラスに口をつける瞬間の、もわっと濃い米風味が、
お粥を食べる感覚に似ているんです。
さすがは米を売りにするマッコルリというところでしょうか。
ひとつ残念なのは隠れていた酸味が増してしまうこと。
口当たりはよいものの、味わいとしてはイマイチという感じでした。
その酸味さえなければ新しい味の発見になったのに。
飲んだ瞬間の「!」という気分が、味わうにつれて「↓」になりました。
やっぱりマッコルリは冷やして飲むのがよいようです。
ちなみにこの商品、流通経路に乗るのはこれからとのこと。
お店で飲めるのはもうしばらくたってからだそうです。
ただ、西新宿のマッコリバー「てじまぅる新宿店」だけは、
マッコルリ専門店だけに、すでに注文を入れている模様です。
おそらく近いうちに入荷するのではないでしょうか。
百歳酒の会社が作ったマッコルリに興味があるかたはぜひ。
くれぐれも熱燗にはせず、冷たいものをお召し上がりください。
One Response to 百歳酒の麹醇堂からマッコルリが新発売。