8月25日、13時55分発釜山行きの飛行機に乗り、
チャンナムのご夫婦はご自宅のある釜山へと帰られました。
最終日は新宿で合流し、一緒にリムジンバスへ乗り込み空港へ。
別の常連さんらと一緒にランチを食べ、手を振ってお見送りしてきました。
どうやら無事に到着されたようです。実に9年ぶりの故郷だとか。
冒頭の写真はその前日、ご夫婦にとってのラストナイトです。
大塚で阿波踊りをやっているということで見に行きました。
僕は仕事があったので遅れていったのですが、合流してみると、
なんと最前列に陣取って、かぶりつきで楽しんでおられました。
お母さん曰く、
「今まで夜は店があったから、本格的な祭りを見るのは初めて!」
なのだとか。
目一杯楽しんでおられた様子です。
しかしすごい人出でしたね。
こんなに本格的な祭りとは知りませんでした。
同席していたのは、やはり店でよくお会いする常連さんご夫婦。
チャンナムご夫婦とは一緒に別府まで旅行したことがある仲だそうで。
そのときのハプニング話をたっぷり聞かせて頂きました。
適当に祭りを見た後、何か食べようという話になったのですが、
たくさん出ている屋台を見たお父さんが……。
「みんなで屋台がいいね! ここで食べる!」
と通行止めになった路上を指差します。
要するに地べたに座って、焼ソバだのを食べようとのこと。
「え、ここで!?」
という反応ももちろんありましたが、今日はお父さんの意見優先。
焼ソバ、ジャガバター、牛カルビ串、巻き寿司などを買い込み、
缶ビールと敷物代わりのスポーツ新聞を用意して準備万端です。
地べたにどっかり座り込んでの宴会がスタート致しました。
この時点から合流した別の常連さんも、いきなり地べたスタート。
地べたの宴会っていったん座ると落ち着いちゃうんですよね。
周りを通る人の視線も、逆にうらやましいんだろ、みたいに見えてきます。
お父さんはえらく上機嫌で浴衣の女の子に声をかけまくっていました。
チャンナム常連の皆様。お2人のラストナイトはこんな感じでした。
その後、店から電話があり、やはり常連さんが待っているとのこと。
大塚から山手線、総武線を乗り継いで市ヶ谷の店へと戻りました。
当然、一緒に飲んでいた我々も、それにくっついて市ヶ谷へ。
ボリュームのある屋台料理とビールでお腹はいっぱいだったのですが、
上の写真、チャンナム名物の砂肝炒めが出てきてしまいました。
しかもお母さんが厨房に最後に指導に入ったため、お母さん手作り。
正真正銘のラスト砂肝炒めです!
そしてこちらが感動のラストタットリタン(鶏と野菜の鍋)。
まさか、最後にもう1度これが食べられるとは思いませんでしたね。
遊びに行って、お母さんを働かせてしまったのは心苦しいことですが、
一口食べた瞬間にそんな罪悪感も完全に消え去りました。
やっぱりこれです。このタットリタンがいちばん美味しい……。
お腹がいっぱいではあるものの、汁1滴でも残してはいけない。
そんな空気が我々の中に満ち溢れておりましたね。
ごはんを入れて、卵とネギを入れて、かきまわして炒めて。
スプーンをザクザク突っ込みながらワシワシと食べました。
腹八分目どころか、腹十八分目くらいはいきそうな満腹。
予想外に幸せいっぱいの夜となってしまいました。
その後、お父さん、お母さんの家に行って少し話をして解散。
最後の荷物作りがあったみたいなので、やはり邪魔しただけかもしれません。
翌朝、新宿で会ったときは、お2人とも少し目が赤かったです。
当分は釜山でゆっくりのんびりと骨休めして頂きたいですね。
生活が落ち着いてきたころに、また遊びに行きたいと思います。
というわけで、しばらく続いたチャンナムご夫婦シリーズもこれで終了です。
<過去の関連日記>
(07月13日)市ヶ谷の「市ヶ谷チャンナムヤ」で開店記念飲み会。
(07月22日)市ヶ谷「市ヶ谷チャンナムヤ」ご夫婦と個人的晩酌。
(07月29日)市ヶ谷「市ヶ谷チャンナムヤ」で夏の定例オフ。
(07月31日)市ヶ谷「市ヶ谷チャンナムヤ」についてのお知らせ。
(08月17日)市ヶ谷「市ヶ谷チャンナムヤ」ご夫婦と新小岩ツアー。
(08月19日)市ヶ谷「市ヶ谷チャンナムヤ」ご夫婦と浅草で釜飯。
(08月23日)市ヶ谷「市ヶ谷チャンナムヤ」ご夫婦と常連様店宴会。
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