新小岩で飲んだ後、シメに冷麺! ということで浅草橋へ。
東京で冷麺と言えば必ず名前があがる「KORYO」を目指しました。
焼肉店でもありますが、この店の看板メニューは冷麺。
手打ち麺と6時間煮込んだスープで作る平壌式の本格冷麺です。
東京で冷麺を食べるのなら、僕はここがいちばんうまいと思います。
赤坂、大宮にも支店がありますが、個人的にはやはり浅草橋本店がベスト。
と言いつつ行ったのは赤坂だけで、大宮はまだなんですけどね。
基本的にはどの店でも同じように作った冷麺が食べられるとのこと。
あくまでも印象として本店、というレベルではあるかもしれません。
新小岩を出たのが10時近かったので、すでに閉店ギリギリの時間。
104で店の電話番号を調べ、閉店時間を確認し慌てて移動しました。
10時半のラストオーダー2分前に到着し、冷麺6人前を注文。
明らかに迷惑な客ですが、なんとか注文を受けて頂きました。
ここ「KORYO」の冷麺は平壌にある「高麗ホテル」直伝の味。
冷麺の故郷である、北朝鮮の味を忠実に再現しているというのが売りです。
牛肉だけでなく、豚肉、鶏肉も加えてスープを作っているため、
さっぱりとしつつも複雑なうまみを含んだ味わいになっています。
また平壌式の麺はソバ粉に緑豆粉のデンプンなどを加えて作ります。
冷麺の麺というと噛み切れないくらいコシがあるという印象がありますが、
ソバ粉を多めに作る平壌式の麺は、コシはあっても容易に噛み切れます。
心地よい噛みごたえと、立ちのぼるソバの香りが平壌冷麺の醍醐味です。
新小岩でだいぶ飲んだこともあり、冷たいスープの冷麺は実にうまかったですね。
総武線沿線で飲んだおかげで、久しぶりに「KORYO」の冷麺を堪能できました。
ちなみにこちらは昨年夏に食べた赤坂「チョンギワ」の冷麺。
雑誌記事などでは「KORYO」と同じく、必ず出てくる有名店です。
せっかくなので比較対象として、こちらも紹介してみたいと思います。
僕は最近知ったのですが、ここは咸興式の冷麺が専門なんですね。
写真を見比べるとわかるかと思いますが、「KORYO」よりも麺が細いです。
ソバ粉を使う平壌式に対し、咸興式はサツマイモやトウモロコシのデンプンを使用。
麺は細く、容易に噛み切れないくらいコシが強いのが特徴です。
同時にスープのあるムルレンミョンではなく、辛い薬味ダレを作り、
麺にかけてぐるぐるかき混ぜるピビンネンミョンが本式です。
僕はこれまで「チョンギワ」に2度行ったことがありますが、
その2度ともムルレンミョンを食べて来てしまいました。
本来ならピビンネンミョンかフェネンミョン(刺身冷麺)を食べるべきでしたね。
極端に冷麺の値段が高い店ではありますが(1人前2000円)、
いずれまた足を運ばねばならないお店のひとつです。
店名:KORYO浅草橋本店(こりょあさくさばしほんてん)
住所:東京都台東区柳橋1-12-8朝日MMビル2階
電話:03-3863-0023
営業:11:30~14:00、17:30~23:00(月~土)、17:00~22:30(日・祝)
定休:なし
http://mmasahi.co.jp/koryo/
店名:チョンギワ本館
住所:東京都港区赤坂3-15-2
電話:03-3587-1089
営業:11:30~翌3:00(月~金)、12:00~翌3:00(土)、12:00~24:00(日)
定休:なし
<過去の関連日記>
(02月28日)五壮洞でフェネンミョンのハシゴ。
(05月10日)新大久保「モイセ」でテジカルビ。
2 Responses to 浅草橋「KORYO浅草橋本店」で平壌冷麺。