横浜カレー行脚とビールの博物館。

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神奈川県立歴史博物館でビールに関する特別展示を行っている、
というような話をビール好きの韓国人から聞き一緒に行って来ました。
ところが何をどう間違えたのか、ビールではなくカレー三昧の1日に。
暑い夏の日差しに朦朧とし、迷走を重ねた1日の報告です。

といっても事の発端は単純なこと。
つまりは横浜到着時に空腹だったのが原因です。

「展示を見る前に腹ごしらえしましょうよ」
「確かこの近くにカレーミュージアムもあったはずですよ」
「ビールの前にカレーというのはなかなかいいですな」
「いや、むしろそこはビールとカレーの合わせ技で」
「いいですな。ぐふふふふ」
「行きましょう。ぐふふふふ」

男2人で不気味な笑いを浮かべつつカレーミュージアムに直行。
日曜日の昼どきだったので、混んでいるかと思ったらさほどでもなし。
僕も友人もカレーミュージアムは初めてだったので、
とりあえず全体の探索をしつつ、食べ歩く方針を討議します。

「ん、なんかお試しサイズってのがありますよ」
「ほー、ハーフサイズでいろいろ食べられるんだ」

というあたりから2人でシェアして種類を食べることに。
ところが、この選択が大きな間違いでありました。
横浜地ビールの生などを含めつつ、とりあえず3種を選択。
その第1印象が……。

「これ、むっちゃ小さいですな……」

ハーフサイズどころか1口サイズとも言うべき量。
それでいて値段は6、700円と通常のカレー並みです。
ちなみに冒頭の写真、手前の白い皿が「船場カリー」の牛すじカリー、
銀の器に入ったほうが「kingデリー」のカシミールカレーです。
どちらも味は悪くないのですが、食べた気がまったくしません。

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お試しサイズでも比較的ボリュームがあったのが、
「讃岐五右衛門」のカレーうどん小盛り600円。
まろやかな口当たりで他の2つよりも高評価でした。
ただ、その高評価はほとんど量に引きずられていますけどね。

食べる前までは、

「今度韓国から誰か来たらここに来るのもいいかも!」

などと思っておりましたが、
韓国人がこんなとこ来たら、テーブルひっくり返して暴れます。
日本語ペラペラで日本慣れしている友人でさえ、

「日本のこれだけは嫌いだ……」

とため息をついていましたからね。

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結局、その3種類だけで諦めてカレーミュージアムを後に。
あまりに物足りなかったので、神奈川県立歴史博物館に戻る途中、
スリランカカレーの店に入って700円のランチを食べました。
こちらはきちんと700円でもボリュームたっぷり。
チキンがしっとりと柔らかく、カレーの味は濃厚なまろやか。
辛さを5段階で選べるのを知らず、ノーマルで頼んでしまったため、
よりまろやかでやさしい味に感じたのかもしれませんね。

なんか後々調べたら、有名な店だったみたいです。
僕らの気持ちをなだめてくれたのはコチラのお店。
ようやく満足して、ビールの特別展示を見に行くことができました。

ちなみに神奈川県立歴史博物館でのビール展示は9月10日まで。
明治時代から戦前、戦中あたりまでのビール事情を見ることができます。
いろいろな展示物がありますが、当時のポスターが特に面白かったです。
ビールを飲む女性の影が銃を持った兵士になっているものまであったり。
時代背景がよく現れていて、なるほどなあと納得して帰ってきました。

特別展示についての情報はコチラのページを見ると詳しいです。



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