W杯、韓流の影響で韓国料理の知名度が徐々にあがっていく中、
着実に店舗数を増やしている韓国料理店がいくつかあります。
・妻家房(四谷)……東京、名古屋、水戸に12店舗
・焼肉トラジ(恵比寿)……東京、千葉、神奈川、愛知などに27店舗
・ノルブネ(神保町)……東京、横浜に13店舗
・チェゴヤ(五反田)……東京に10店舗
・吾照里(渋谷)……東京、神奈川に7店舗
(カッコ内は本店、店舗数はHPなどで調査)
といったあたりが有名どころという感じでしょうか。
支店のみならず、他業態の店舗を展開しているところもあるので、
実際にはかなりの規模になっていることと思います。
メジャーなビルの飲食店街や、デートスポットにも出店しており、
韓国料理のイメージもずいぶん変わったな、という印象です。
あちこちのエリアで手軽に食べられるのはよいのですが、
どうも料理が画一的になっている感があり、僕自身はあまり足が伸びません。
広く一般向けに工夫されているせいか、韓国らしさもやっぱり薄いですしね。
韓国らしい雰囲気を求めるとなると、やっぱり新大久保に足が向くようです。
というような言い訳をしつつ、この日は「チェゴヤ」の神保町店。
どことなく居酒屋っぽい店内に、最初は「うーむ」と思っていたのですが、
料理を食べ進むにつれて、
「これはこれで意外にいいのかも」
と思うようになりました。
全体的に味がきちんと韓国料理になっており、
ボリュームは少なめですが、かわりに種類を頼むことができます。
冒頭の写真はタットリタン(鶏肉と野菜の鍋)の皿盛り。
鍋で出てくることが多いですが、大皿料理として出ることもあります。
新大久保あたりだと鍋料理として2500~3000円程度ですが、
ここでの皿盛りは分量を抑え目にして1500円という価格。
韓国料理を居酒屋的に楽しむという意味では万人受けするスタイルでしょう。
湯がいた白菜で豚肉とキムチを包んで食べるポッサム。
全体的な印象でもありますが、想像していたよりもボリュームがありました。
たくさんの料理を楽しみつつ、満足感もきちんとあるという量でしょうか。
韓国料理は少人数だとあまり料理数を取ることができませんからね。
そういった意味では日本的なニーズにはあっているのかなと。
最後のシメにはサムゲタン(若鶏の腹に朝鮮人参などを詰めた料理)を注文。
こういう知名度の高い韓国料理がきちんと抑えられているのもいいですよね。
みんなでつついて食べて、しっかりとお腹も膨れました。
年に何度も韓国に行ったり、新大久保に通うような人は別ですが、
職場や自宅の近くにあって通うのであれば、充分満足できる韓国料理店かなと。
妻家房は3店舗ほど行きましたが、ノルブネ、吾照里は本店のみ。
焼肉トラジは確かどこの店にも入ったことがないと思います。
なんとなく足が向かずにいましたが、行けばやはり発見もあるのでしょう。
というようなことが勉強になった1日でした。
店名:チェゴヤ神保町店
住所:東京都千代田区西神田2-1-3トービケンビル1階
電話:03-3230-8765
営業:11:00~24:00
定休:なし
http://www.chegoya.com/
2 Responses to 神保町「チェゴヤ」でタットリタンほか。