師匠宅にて夏の韓国ごはん。

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もろもろのめでたいことが重なったということで、
師匠宅にて開催された宴会に呼んで頂きました。
到着してみると、テーブルの上に葉野菜がずらり。
どうやら今日のメイン料理はサムパプの模様。
これら葉野菜で、某有名韓国料理店の社長から頂いたという牛肉と、
キビ、大豆、アズキ、松の実などを混ぜ込んだごはんを巻いて食べます。
手軽ではありますが、なんとも贅沢な宴会料理です。

サムパプ用の野菜にはサンチュが2種類、エゴマの葉、
加賀野菜の金時菜、芽ネギ、青唐辛子といったあたり。
相変わらず師匠宅には野菜類が豊富に揃えてあります。
サムパプに加賀野菜を使うってのも、この家くらいでしょうな。

「近所のスーパーで安かった」

と師匠はおっしゃっておりましたが。
中央に置かれた新生姜はサムジャン(味噌)につけて食べました。
これもまた地味ですが日韓融合の味ですね。

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炊飯器いっぱいに炊かれていたオゴッパプ(五穀飯)。
最初はサムパプとして食べていたのですが、これが後に意外な展開に。

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夏のキムチの代表格、ヨルムキムチ(大根の間引き菜のキムチ)に、
そのごはんを投入し、氷とゴマ油を加えて混ぜて食べます。
夏の涼味。キムチマリパプとして生まれかわりました。

「お母さんがこれ好きでねぇ……」

と師匠がしみじみおっしゃっておりましたが、
ここで言うお母さんとは、韓国の人間国宝である黄慧性先生。
そう聞くと、途端に高尚な料理のように思えてきたりも。

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新大久保の「韓国広場」に珍しい酒が出ていたので差し入れました。
韓国語で茶碗酒を意味する「テポ」という名前のお酒です。
もともとは大きなフクベという意味で漢字では「大匏」と書きます。
ペサンミョン酒家から発売されている新しい薬酒のようですが、
原料がなんと銀杏と月見草という不思議な組み合わせ。
飲むと確かに銀杏の香りがぷんと漂い、臭いけれどもなぜかクセになる。

「ちょっと、そのテポドンもうちょっとくれる?」

という妙な愛称までついて、あっという間になくなりました。
このお酒、気に入ったのでまた飲んでみようと思います。

<過去の関連日記>
(03月11日)師匠宅でタラのチゲとジャガイモごはん。
(03月22日)師匠宅にてチャジャンミョンほか。
(06月21日)師匠宅で手作りポトフほか豪華夕食。
(07月09日)師匠宅にて大阪風粉モノ三昧。



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