久しぶりに新大久保の「さんぱ家」に行って来ました。
昨年12月末にオープンしたサンパプの専門店です。
本来はごはんをたくさんの葉野菜で包んで食べるですが、
メインとして焼肉を豚肉、牛肉の2種類から選ぶことができます。
肉を包んで食べつつ、ごはんも包んで食べるという料理です。
豚はテペサムギョプサル(薄く切った豚バラ肉)、
牛はウサムギョプ(薄く切った牛バラ肉)と呼びます。
どちらを選ぶかは好みですが、僕は豚のほうが好みです。
上の写真も豚。テペというのが「カンナ」を表し、
カンナくずのようにクルンと丸くなっているのが特徴です。
ここ数年ソウルを中心に流行し始めたスタイルで、
この界隈では「トントンテジ」、「豚家」でも出しています。
醤油ベースのタレにいったん浸して下味をつけたあと、
熱した石板でジュウジュウと焼いていきます。
肉自体が薄いので、焼けたら素早く頂くのがコツです。
葉野菜はサンチュ、エゴマの葉、白菜あたりを中心に、
ケール、春菊、酢漬けにした大根など、バリエーションに富んでいます。
これらで肉を包み、イカなどを加えたチゲ風の味噌(サムジャン)を乗せ、
ニンニク、ナムルなども一緒にぐるっと包んでガブリと食べます。
肉だけでなく野菜もたっぷり食べられるというヘルシーな料理です。
もちろんサンパプ(直訳すると包みごはん)なのでごはんも包みます。
これがまたどこか手巻き寿司のような楽しさがあっていい感じです。
ただ、ちょっと気になるのが、4月4日の日記にも書いた料金値下げの件。
店の公式ホームページに、
「店主の頭が正常に戻るまでさんぱが980¥で召し上がれます。お早めに!!」
という妙な文句の値下げ広告を出して話題を集めました。
この値下げは今でも継続しており、この文句もHPで見られます。
値下げ自体は喜ばしいのですが、それに伴ってメニューにも少し変化が。
好評だったトッカルビ(肉を叩いて焼いたカルビ)が消えてしまうなど、
メインメニューの値下げだけでなく、全体的にメニューを見直したみたいですね。
微妙にサイドメニューのラインナップが弱くなってしまったような……。
あとは人件費も少し抑え気味にしているのでしょうか。
それなりに広いホールを2人の店員さんでまかなうのは大変そうな印象。
やむなく厨房から注文を聞きに来たりと、慌しい雰囲気が感じられました。
開店当初にご挨拶した店長さんがすでにお辞めになったというのも気になるところ。
詳しい事情はわかりませんが、店全体が少し揺れている気がします。
大学時代の恩師をご案内するなど、重宝していた店だけに心配です。
この日だけの慌しさであればよいのですが……。
店名:菜彩厨房さんぱ家(さいさいちゅうぼうさんぱや)
住所:東京都新宿区大久保2-19-1セントラル大久保ビル地下1階
電話:03-5292-6951
営業:17:00~翌2:00
定休:なし
http://www.sanpaya.com/
<過去の関連日記>
(12月30日)菜彩厨房さんぱ家でサンパプ。
(01月21日)大学時代の恩師と食事。
(04月04日)歌舞伎町「Teji Tokyo」で銘柄豚3連発。
7 Responses to 新大久保「さんぱ家」でサンパプ。