コリアうめーや!!第237号
<ごあいさつ>
1月15日になりました。
楽しかった正月の日々はどこへやら。
お雑煮もおせち料理も彼方へ飛び、
すっかり忙しい日常にどっぷりです。
唯一、正月の名残を認識できるのが、
腹回りについた、正月のツケですね。
なんとかツケを減らすべく努力中ですが、
日々の飲み会がそれを妨げています。
飲むのも仕事、という言い訳もありますが、
今年はもう少し生活を改めたいところ。
年頭の志を、なんとか長続きさせたいものです。
さて、そんな中、今号のメルマガですが、
再来月を見据えた企画をひとつ考えています。
今年はメルマガ創刊10周年というめでたい年。
なにをすべきか、事前にきちんと考え、
読者皆様に感謝したいと思います。
コリアうめーや!!第237号。
10にこだわる、スタートです。
<メルマガ創刊10周年記念を考える!!>
冒頭に書かれたこのメルマガの号数。
数だけ見ると、あまり現実味はないのだが、
本日配信分で237号目を迎える。
毎月1日、15日にコツコツ配信を続け、
それが1年間で「月2回×12ヶ月=24号」。
2001年3月の創刊から数えていくと、
なんと、あと少しで丸10年になる。
「え、もう10年!?」
とも思うのだが、
年24号を10倍すれば240号。
今号が第237号なので、確かに目前である。
韓国料理というマイナーな世界の話で、
それだけネタがあった、というのがまず不思議。
飽きっぽい僕が続けられたのも不思議だし、
読者皆様が読み続けてくれているのも不思議。
なんとも不思議だらけの10周年だ。
せっかくなので当時を少し振り返ってみる。
メルマガを創刊した、2001年3月は、
僕にとってもっともヒマな時期でった。
その頃、僕の肩書きは休学中の大学生。
前年12月までの韓国留学を終えて、
4月からの復学をただ漫然と待っていた。
学校に戻れば、その時点で栄えある大学7年生である。
大学時代の友人はみな社会に出ており、
ヒマにつきあってくれるような友人はいない。
なんとか新大久保の韓国料理店でアルバイトを始めたが、
それ以外の時間は、ただただ無為に過ぎていった。
「ヒマだ……」
とつぶやいては自宅の床を転げる日々。
学生という肩書きがなかったら、
いまでいうニートになっていたことだろう。
ヒマに飽いて文章を書き始めたのは、
僕にとって人生の大きな岐路だったといえる。
僕はそのヒマさをぶつけるかのごとく、
パソコンのキーボードを叩き始めた。
コリアうめーや!!創刊号/チゲ鍋っていうな!
http://www.koparis.com/~hatta/koriume/koriume01.htm
たぶんその頃の僕はイラだっていたように思う。
いま見ると、創刊号からしばらくの間は、
どうしたことか、怒りを吐き出す内容が多い。
それが面白いと勘違いしていたのか、
あるいは、いまでいう「キレ芸」的な演出だったのか。
自分自身でも、もうよくわからないのだが、
僕は熱意と怒りをはき違えながらガリガリと書いた。
「チゲは鍋という意味だから『チゲ鍋』は『鍋鍋』だ!」
「ポシンタン(犬鍋)は美味しいから差別するな!」
「日本のタッカルビ(鶏の鉄板焼き)にイカが入っている!」
いま振り返ればいずれも些細なこと。
文章も構成もいまと比べればめちゃくちゃであり、
とにかく思いのたけだけを熱く書き殴った。
駄文もいいところだが、時代は折よくメルマガのブーム。
当時の小泉首相が官邸メルマガを始めるなど、
時代に注目されている発信ツールであった。
無駄に熱量の高いメルマガではあったが、
毎号読者は着実に増え、僕は執筆にのめり込んだ。
ただ、僕もそこまで先は見ていなかった。
2002年にサッカーのW杯があるので、
それまではいくらか興味を引けるかとは考えていた。
だが、もとよりヒマつぶしで始めたようなもの。
飽きたら終わりと思っていたが……。
その直後に時代が変わる。
2003~4年に冬ソナブームが沸き起こり、
韓流という大きな波が日本全土を襲った。
そして、それは冬ソナだけの単発にとどまらず、
さまざまな方面に波及して韓国文化の浸透に至る。
その影響力は、ただの留学生だった僕をライターにし、
いまも文筆で身を立てさせるほどである。
飽きたら終わりと思っていたメルマガは号を重ね……。
2005年5月に100号を突破。
2009年7月に200号を突破。
それが執念なのか、惰性なのかは不明だが、
結局、飽きることはなく、いまに至るのである。
もはや、辞め時は僕にもよくわからない。
わかっているのは、このメルマガという存在が、
職業物書きになった今も重要だということ。
ライターとして、日々、書く仕事を続けているが、
仕事であるほど、好き勝手に書く訳にはいかなくなる。
書きたいことを書きたいように書き連ねられるのは、
自分で作り、育てた場以外にありえない。
いまはブログという表現の場もあるが、
長年、培ったメルマガとはまた性格が違う。
このメルマガには、メルマガだけのカラーがあり、
そしてそれは、読者皆様に支えられている。
というところまで書いていよいよ本題。
実はこの10周年を迎えるにあたって、
なにか感謝祭のようなことをしたいと考えている。
派手にお金を使うような企画はできないが、
そのぶん知恵を絞って楽しいことをしたい。
そして、それは普段のオフ会とは違って、
やはり10周年に見合ったものが望ましい。
「いったい何をすべきか……」
実は、しばらく前から考えているのだが、
どうも決め手に欠けて、答えが出ない。
そこで僕はまた読者皆様に頼るのである。
方式はこうだ。
まずこれまでに僕が思いついた企画を、
実現可能、不可能はともかく列挙していく。
10周年にちなんで、10個考えた。
それをこれからみなさんに読んでもらい、
面白そうだと思うものを、それぞれで判断してもらう。
自分自身が参加するか、しないは別として、
純粋に企画として面白そうなものを選定。
その結果を僕宛にメールして頂くのである。
まずは10周年の「10」にこだわる企画。
1、韓国料理店10軒ハシゴオフ会
タイトル通り、韓国料理店を10軒巡る。
朝早くからスタートするか、あるいは日をまたいでも可。
体力と気力がカギとなるが、部分的な参加もアリで、
みんなの体力が続く限り宴会を続けていく。
2、東京10区横断オフ会
長い間、放置中の企画に23区オフ会がある。
それをこの機に、少しクリアしてしまおうというのが趣旨。
イメージとしては1の案とあまり変わらないが、
移動が伴うぶんだけ、難易度はあがると思われる。
3、10時間耐久オフ会
10軒巡ることを考えれば現実的な企画。
ただ、ダラダラ10時間飲むだけではつまらないので、
この場合は10時間の過ごし方が問題になるだろう。
10時間のイベントを組むという考え方か。
……と、ここまで考えて悩む。
いずれの企画もなぜか体力勝負が中心で、
楽しいだろうが、反面、確実にしんどい予感がする。
そもそも「10」という数字がいけないのかもしれない。
ならば、240号の「24」がらみはどうだろう。
4、24時間耐久飲み会
って、一緒だ!
発想を根本から変えてゴージャスに。
5、会費2万4000円オフ会
各自から2万4000円を会費として徴収し、
普段ではありえないような豪華宴会を開く。
宮中料理店や、高級店を会場にすれば可能だが、
この額で参加者がいるのかという不安はある。
6、会費2400円オフ会
ひとケタ下げて、ぐっと参加しやすい値段に。
ただ、この金額だと飲食店での開催は難しいので、
ホームパーティ的な会にするイメージだろう。
むしろ僕が料理をして、自宅開催とするべきか。
というところまできて、
再度のシンキングタイム。
なにか数字の制限が面白さを削っている気がする。
ちょっと数字から離れてみてはどうだろう。
7、読者様に会いに行くオフ会
東京や大阪でのオフ会はこれまでも主催したが、
それ以外の地域でとなると、なかなか難しかった。
読者様によっては地方在住という方も少なくないだろう。
希望を募り、そこまで僕が行ってオフ会を開催。
8、読者様チョイスでのオフ会
それなら別に在住地域でなくてもよいはず。
どこか希望エリアがあれば、自分が住んでいなくとも、
あそこでオフ会をしたい、ということでもいい。
例えば、日本最南端韓国料理店オフ会とか。
9、読者様チョイスでの韓国開催オフ会
となると、当然韓国でのオフ会も想定できる。
ただ、その場合は僕がスケジュールと相談になるので、
うまいこと10周年付近でできない可能性もある。
調整をしつつ、よきタイミングで開催を目指す。
10、読者様チョイスでそれ以外の企画
開催地を読者様にゆだねるというのなら、
そもそも企画そのものからゆだねる案もある。
すなわち丸投げで、この場合、僕はとっても楽。
面白い企画がある人はぜひご連絡ください。
という10項目。
とはいえ、正直、駄企画が多いので、
読者様チョイスがあれば、それに期待をしたい。
だが、僕は長いことやってきた経験上、
こういう要望は、ほぼ反応がないのを知っている。
なので、もし熱いメールが1通でも届いたとしたら、
それがそのまま採用となる確率は非常に高い。
自分の参加を前提としない無責任企画でもよいので、
面白いアイデアがあれば、ぜひメールして欲しい。
10周年の重みを、自らの責任ととらえつつ、
できる限りの努力で実現に力を注ぎたいと思う。
僕のメールアドレスは下記の通り。
hachimax@hotmail.com
読者皆様の愛ある連絡をお待ちしております。
<お知らせ>
仕事が忙しくHPの更新ができません。
落ち着いたら、まとめて更新したいと思います。
http://www.koparis.com/~hatta/
<八田氏の独り言>
1通も返信がなかったら本気で泣きます。
10周年に免じて、ご協力ください。
コリアうめーや!!第237号
2011年1月15日
発行人 八田 靖史
hachimax@hotmail.com